人のために尽くす生き方は良いのか問題【愛や忠誠心について】

この記事は以下に当てはまる人にオススメです。

  • 愛する人のために尽くすタイプだ
  • 上司やメンターへの忠誠心を持っている
  • 尽くしていれば報われると思っている
  • 他者貢献をすべきだと思う
  • 誰かのために努力すべきだと思う
  • 世のため人のためになることをしたい
  • 組織の中でみんなのためになることをしたい
  • 会社のために貢献したい
  • とにかく恩返ししたい
  • 困っている人がいたら助けたい
  • 自分よりも誰かのためになりたい

本記事の内容

  • 尽くした人は報われない現実
  • 自己犠牲的な他者貢献は続かない
  • 理想的な他者貢献とは

今回は人のために尽くす生き方は良いのかどうかについて話します。

世間では誰かのために献身的であることが美徳とされる風潮がありますが

僕はこの考え方が不幸な人を増やすと思っているので賛成できません。

 

確かに愛する人のために尽くすとか仕事で誰かに忠誠心があるとか

そういう人間的な「愛」や「義」を重んじるのは理想ではありますが

現実的に考えたらなかなかうまくいきません。

 

とはいえ他者貢献をするなと言いたいわけではありません。

間違った他者貢献をして不幸になる人が多いので今一度考え方を改めましょうということです。

 

以下で具体的に解説していきます。

 

尽くした人は報われない現実

誰かのために尽くすことが不幸に繋がると僕が断言できる理由は

世の中の動き、僕自身の経験と観測範囲、そしてこれまでの歴史から説明できます。

 

まず一番イメージしやすい例が、会社のために尽くしたところで報われないということです。

本記事の読者層はほとんどが10代後半~30代前半であると思われるので共感してもらいやすいかもしれませんが

終身雇用の仕組みが崩壊していて不景気で給料も上がりませんし、

どんどん会社はブラック化したり倒産に追い込まれています。

あえて企業名は挙げませんが大手航空会社も家電会社も証券会社も倒産していて

銀行も収益悪化しているのでぼったくりの金融商品を平気で売りまくっています。

 

最近だとトヨタの社長が「終身雇用難しい」と言う始末です。

そう考えたら会社のために身を粉にして尽くしたところで報われないことは目に見えていますよね。

 

美容師やファッション雑誌編集者は歳を取るともう古臭くて若者を惹きつけられないとのことで

いい歳していきなり失業することもあると聞きます(たとえ実績を出していても)。

法的な問題があるので直接的にクビを言い渡せなくても自主退職を促したり、

理不尽な扱いをして「辞めたい」と思わせたり。

要するに会社に尽くしても使い捨てられるのです。

 

ということはもう会社のために尽くす理由なんてないわけで、

自分がうまく生きることを優先して考えた方が得策と言えます。

 

また、会社内で理不尽な上司に尽くしたところで自分が壊れてしまいます。

これは僕が昔いた営業会社の話ですが

真面目な努力家の上司がその上のクソ上司に忠実になった(飼い殺された)ことで

この努力家の上司が鬱になって壊れてしまい、クソ上司化してしまったのを見てきました。

これについては過去記事でも詳しく話しています。

あわせて読みたい

優しくて真面目な努力家が注意すること【人生オワコン化しないために】

 

それから、僕の実父が人間的に問題があってすぐに暴力を振るうタイプだったのですが(現在は縁を切ってます)

母は我慢してこの人を尊重しついていったことで精神的にかなり大変な思いをしてきました。

尽くしてもらって当たり前感覚の人間に尽くしたところで自分が消耗するだけなのです。

 

最近さらに悲劇がありまして、ある詐欺師が母の良心を踏みにじって600万円以上を騙し取ってきました。

母は賢い方なのですがそれでも巧妙な手口にやられてしまいました。

相手のために尽くしてあげようという良心を利用されて不幸な目に遭ったのです。

この件については注意喚起も含めてこちらで話しています。

あわせて読みたい

【母が600万円の詐欺被害に】国際ロマンス詐欺の手口と経験談【生々しさ注意】

 

僕自身も仕事で関わった人間に裏切られたり責任逃れされて忠誠心を踏みにじられた経験が多いのですが

これに関しては長くなるので割愛します笑

 

あと歴史的に見てもやはり誰かのために尽くす人間は損をする傾向にあります。

戦時中の日本だってアメリカとは負け戦であると政府が気づいていながらも

日本兵はお国のために自らを犠牲にしていたのです。

 

さらに時代をさかのぼってフランスの救世主であるジャンヌダルクは最終的にイギリスに売り渡され、

当時のフランス王太子シャルルにも見殺しにされてしまい(ジャンヌの人気に嫉妬してたので)

魔女裁判にかけられた後に火刑に処されました。

 

お国のために尽くしてもこのような目に遭わされる悲劇の歴史があるのです。

忠誠心があって得をした豊臣秀吉はレアなケースと言えるでしょう。

とはいえ秀吉は商売人なので本当の意味での忠誠というよりもうまく信長に取り入った感じがします。

 

誰かのために尽くしてもその良心をこき使われたり搾取されてしまうのが世の中です。

これはいつの時代も共通していると言えるでしょう。

 

 

自己犠牲的な他者貢献は続かない

人のために尽くすと不幸になるという話をしましたが

だからといって他者貢献を全面的に否定しているわけではありません。

アドラー心理学でも幸せになるには他者貢献をすることだと言われています。

 

世間一般ではこの他者貢献に対する認識がズレているんじゃないかと個人的に思っています。

というのも、自らを犠牲にしてまで誰かのために尽くそうとしている人が多いからです。

人に尽くすことで自分の人生をなおざりにしたり自分を押し殺すことは決して好ましくありません。

 

人に尽くすことが自分の存在価値になってしまうと、

その人が裏切ったときには自分の存在価値がなくなってしまいます。

裏切るというのは人格の問題というよりもその人の状況によってできるものです。

 

自分の命や大金が関わってきたり、よりメリットがある取引があると裏切ってしまうのが普通です。

それでも裏切らない人はある意味で聖人君子と言えるので、

裏切らないことを当たり前に思ってその人に正義を押し付けるのは傲慢と言えます。

 

つまり、人間誰しも裏切る可能性があるわけです。

僕だって本当に追い込まれたら友達を裏切るかもしれませんので

立派なことばかり言って期待させるような無責任なことはしません。

 

やはり他人は他人、自分は自分ですから。

僕は安易に「仲間」とか「家族」という言葉を友達や仕事関係の人には使いません

(綺麗事や精神論嫌いというのもありますが)。

 

どんなに尽くしても裏切られるのは割と普通なのでもう尽くすこと第一は止めましょう。

尽くされた相手はだんだんそれが当たり前になって傲慢になったり成長しなかったりするし

尽くす方も過度に相手に期待をして消耗することになりかねないので誰得状態です。

 

こうなると他者貢献しても誰も幸せにならないので

自分の人生が第一で、尽くすことは二の次です。

尽くすことを第一にすると自己犠牲が伴う他者貢献になるので

自己犠牲をしない他者貢献をしましょう。

 

自己犠牲して依存関係ができると裏切られたり自分が消耗するので

結局は他者貢献が続かないという皮肉の事態に陥ることになります。

 

理想的な他者貢献とは

他者貢献をしたいなら自己犠牲しない他者貢献をしようという話をしましたが、

もう少しこれを深掘りしていきましょう。

僕が思う理想的な他者貢献とは、自分のやりたいことが結果的に誰かのためになるという他者貢献です。

他者貢献は尽くすレベルのものではなく、もっと気軽でカジュアルでもいいんじゃないかなと。

 

例えば、勉強したことを人に教えることで自分の知識がアウトプットできて定着します。

教わった相手も勉強になりますよね。

こうやって結果的にwinwinになれば自分のやりたいことで他者貢献できるのです。

 

また、これは腹黒いですが事業家として成功した後に世間から良く見られたいのなら

貧しい地域に多額の寄付をしたり学校を建てれば自分の社会的評価も上がり、

さらには現地の貧しい人たちも助かることにもなります

(もちろん中には本当の善意で寄付してる成功者もいると思います。多分)。

 

仕事でも得意不得意で役割分担をしてそれぞれが自分の得意分野に専念できるようになれば

自分のやりたいことができて相手もやりたいことができるので他者貢献です。

 

人脈を広げたくてパーティや交流会を主催すると自分が中心になって人脈を作れますし、

参加者同士も親睦を深められるのでこれも他者貢献です。

 

このように自分のやりたいことや目的を優先した上で

結果的に誰かがハッピーになる方がしっかりと他者貢献できます。

自分を押し殺して誰かのために愛や忠誠心で尽くすと

不幸な目に遭いますし依存的で他者貢献も続きません。

 

自己犠牲をしなくていいんです。

自分の人生なんだからもっと自分のために生きたらどうでしょうか。

 

夫婦関係であってもお互いに自分のやりたいことを優先して

うまく家庭を成り立たせればいいんじゃないかと思います。

日本は奥さんに家事の負担が大きすぎるから家庭崩壊するのです。

 

東南アジアとか中国に行くとベビーシッターさんや家政婦さんが割と普通にいます。

僕の親戚のおばさんが香港に住んでいるのですが

フィリピン人の家政婦さんがいて英語でやりとりしてますよ。

 

また、これは聞いた話ですがフィリピンに転勤した日本人夫婦も

当初は日本を離れるのに抵抗がありながらも

現地に住んで家政婦さんに家事代行してもらってから

奥さんが日本に帰りたがらなくなるということも笑

 

そう考えたら気持ちがラクになりませんか?

尽くすのを止めて自分の人生を大事にし、

やりたいことをやった結果が相手のためになればいいのです。

どうすればそうやってwinwinになれるかを考えるのは

ビジネスセンスを磨く良いトレーニングにもなるかもしれません。

 

まとめ

  • 尽くした人は報われない現実
  • 自己犠牲的な他者貢献は続かない
  • 理想的な他者貢献とは

今回は人のために尽くす生き方は良いのかどうかについて話しました。

結論としては

尽くすこと(自己犠牲的な他者貢献)は止めて自分を優先すること。

そして自分のやりたいことが結果的に他者貢献になるのが理想です。

 

もう愛とか忠誠心とかで尽くすのは止めましょう。

いつまでも誰かの金魚のフンになってはダメです。

本記事の他者貢献に似た話で、社会貢献についても話しているのでこちらも参考にどうぞ。

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