この記事は以下に当てはまる人にオススメです。
- 職場の人間関係に疲れている
- 人間関係に悩みやすいタイプである
- 対人関係にトラウマを抱えている
- 早く独立して今の職場から離れたい
- ビジネスに興味があって勉強している
- 自分を変えたいと思って行動している
- 将来成功したくていろんな人と交流している
- 親身に相談に乗ってくれるメンターがいる
- 自己啓発セミナーやお金のセミナーに通っている
- ネットワークビジネスをやっている
- 個人で仕事を請け負っている
- 一緒に仕事をしようと言ってくれる人がいる
本記事の内容
- 職場の人間関係の世界と商売の世界は全くの別物
- トラウマやコンプレックスを抱える人は心理的に隙だらけ
- 資本主義社会における「優しさ」の使われ方
今回は「優しい人に注意しないと騙される理由」について話します。
前回の勧誘詐欺ビジネスの話や、前々回の金融業界の闇に続く「騙される」シリーズです笑
特に普通の会社員のまま生きていくのは嫌だという人や、過去に嫌なことがあって自分を変えたいと思っている人、真面目な勉強家に特に読んでいただきたいのが本記事になります。
そういう人ほどコロっと騙されてあらぬ方向に進みがちです。
場合によっては詐欺に遭ったり、ぼったくり商品を買わされたり、こき使われたり、うまく言いくるめられて洗脳されたり、借金地獄に苦しめられたりすることになります。
実は過去の僕がまさにその典型で上記の全てを経験したことがありますが、
逆の立場でそういったセールストークや手法を使って社内トップの営業マンになっていた経験もあります(めちゃくちゃしんどかったですが・・・)。
人を信用させたり洗脳する手法も実際に現場で見てきましたし、自分でもその手法を真似して習得していきました。
こう聞くと僕が犯罪者のように聞こえて批判が来そうですが、騙そうという悪意は全くなくて
扱っていた投資案件が結果的に失敗に終わってしまったり、案件主に裏切られてしまったというパターンで
僕のお客さんはもちろんですが営業マンの僕自身もその案件に投資していて多額の損失を被りました。
もはや騙したのか騙されたのか、そもそも誰を信用すればいいのかも分からない裏社会的な世界で
人間の汚い部分と商売の本質を身をもって経験してきました。
とはいえ、これを読まれているあなたも決して他人事ではありません。
独立を志す人や副業で稼ぎたい人たちは全員ターゲットにされますし、簡単に騙されます(自己啓発セミナーも危険)。
また、既に独立されていて個人で仕事を請け負っている人でも取引先に不利な条件で契約させられたり、
検品時に何かしらの「いちゃもん」をつけられて更に理不尽な要求をされることがあります(請負契約でこき使われるパターン)。
それだけでなく社会的にクリーンな印象のある金融機関でさえも犯罪組織並みに闇だらけ(かんぽ生命やスルガ銀行など)なのは先日の記事でも解説した通りです。
また、情報弱者向けにぼったくりサービスを営業しているIT企業(悪質なSEOサービスとか)もよく聞きますし
ブランド名と香料ばかりで美肌効果に乏しいスキンケア用品を高額で売る会社(シャ◯ル)や
値段の割に有効成分の含有量が非常に少ないサプリメントやドリンクを売る会社(D◯C)など
業界問わず大手企業が質の低い商品やサービスを綺麗に見せて販売することは普通にあります。
前置きが長くなりましたが、
お金を騙し取られる危険は誰だってあるし身近に潜んでますよ
と言いたいのです。
そして騙してくる人(営業マンとか詐欺師とか)は会ってみるとみんな優しいのです。
これを前提に「優しい人に注意しないと騙される理由」を話していきます。
4分ほどで読了できる内容です。
職場の人間関係の世界と商売の世界は全くの別物
職場の人間関係の世界では悪い人はパワハラや嫌味が好きだったりと、とにかく意地悪です。
これは分かりやすいですね!
しかし商売の世界ではややこしいことに、悪い人は基本的に優しいのです。
詐欺師と言われる悪そうな人も会ってみたらみんないい人です。
ここが厄介な部分なんですよね。
お金を騙し取ろうとか、物を売ろうとする時に悪い性格を見せたらうまくいかないですよね。
そりゃお金のために優しく接します。
この原則が分からない人は簡単に騙されます。
特に職場で嫌な人に消耗していると、優しい人に対してものすごく好印象を抱きがちです。
なぜなら無意識に対比してしまうのと、優しい言葉に励まされるからです。
僕が見た感じ自己啓発セミナーの常連は職場の人間関係に嫌気がさして、
自己啓発セミナーの優しい世界(お金のために作られた夢の世界)に浸っているのがほとんどだったりします。
職場の人間であれば内輪の関係になりますから利害は発生しませんが
職場の外なら利害のためにあなたに対して優しく接して近寄る人間がいるのですね。
例えば
家に突然やってくる訪問販売の営業マンはモノを売るために親切丁寧に接してくるので玄関を開けてはダメです。
その優しさはあなたを好きで優しくしているのではなく、あくまでもお客さんとして見ているから優しいのです。
優しく接すればお客さんも心理的に断りづらくなりますから。
街中でいきなりフレンドリーに声をかけてくる人はマルチ商法や営業などのお金目的か、
一夜限りの関係を築くための性的な目的が大半です。
世知辛いことに優しい人に対してはある程度の距離をとって警戒心を抱かないといけません。
いきなり友達になるということはまずありません。
一緒に仕事をするとか共通の趣味で関わったりとか、そういう機会があっていつの間に友達になっていたというのが普通なので
知らない人が突然優しく接してきて深い友達関係ができることは期待しないほうがいいでしょう。
その優しさは基本的に商売です。
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トラウマやコンプレックスを抱える人は心理的に隙だらけ
トラウマやコンプレックスといった、満たされない思いがある人は特に気をつけないといけません。
商売目的で優しい人はそういう相談に乗ってあなたを励まし、コーチングや自己啓発セミナー、マルチ商法といった
「自分を変える」ためのビジネスに誘導します。
あなたの友達や親が相談に乗ってくれるなら分かりますが、知り合ったばかりの他人がやけに親身に励ましてくれたら要注意です。
考えてみると分かりますが、あなたが最近知り合ったばかりの人の悩みに進んで興味を持ちますか?
よほど根っからのお人好しでない限り面倒だし興味もないのが普通ですよね。
優しい彼ら(彼女ら)はあなたから満たされない思いを引き出した上で、それを解決させる手段として自分のビジネスに誘導するのです(本当に解決できるかは別の話)。
とは言っても下手くそな人はあなたの話も聞かずにいきなり押し売りや説明を始めますが笑(顕◯会といった宗教法人の人間はみんなこれをやりますw)
また、世の中には「コンプレックス商法」というのがありまして
あなたのコンプレックスを刺激して悩ませた上でそれを解決させる商品を売るのです(実際には解決できないぼったくりが多いですが)。
例えば
- 太っているあなた→「デブはこんなに嫌われる!」→ダイエット製品の販売
- ハゲに悩むあなた→「ハゲるとこんなにモテない!」→育毛製品やカツラの販売
- 英語が話せないあなた→「英語ができないとこんなに不自由!」→英会話スクールや英語教材の販売
といった感じで世の中の広告ができています。
これが対面だと相手に優しく寄り添って共感し、満たされない思いを引き出した上で商売に持っていくのです。
投資案件や保険の営業も、
お客さんに「お金がないことによる苦しみ」に気づかせて恐怖感を与え、その後に優しく寄り添うように相談に乗る手法が使われます。
こういったパターンは以下の全てに当てはまるので、商売の本質と言えます。
- 営業
- アフィリエイト広告
- マルチ商法の勧誘
- テレビCM
- チラシ
- 電車内の広告
トラウマやコンプレックスに悩む人は心の隙をつけ狙われないように早いうちから克服しておくと安心です。
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資本主義社会における「優しさ」の使われ方
これまでに話してきたように、
商売の世界では優しい人に騙されます。
特に現代は資本主義社会で経済が回っている以上、商売で全てが回っています。
資本主義社会=商売の世界
と考えて差し支えないでしょう。
この資本主義社会において「優しさ」は相手からお金を取るためのエサに使われます。
営業マンが優しく丁寧であれば好意の返報性が働いてお客さんも優しくなり断りづらくなりますよね。
このような感じで営業や広告、マーケティング、心理学について学ぶといくらでも
- 断りづらくさせる手法
- 同情を誘う手法
- 良心に訴える手法
など腐るほど出てきます。
それだけこの世界では「優しさ」よりも「賢さ」の方が勝つように世の中ができています。
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特に日本人は親切や気遣いを美徳とするせいか交渉も苦手で騙されやすいです。
外交を見ると常に不利な状況に追い込まれているのも納得ですよね。
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まとめ
- 職場の人間関係の世界と商売の世界は全くの別物
- トラウマやコンプレックスを抱える人は心理的に隙だらけ
- 資本主義社会における「優しさ」の使われ方
というわけで「優しさ」を通して世の中の仕組みや本質について話してきました。
こういう話は自分で言うのもなんですが貴重です。
学校で教わることもないし、みんな商売の種明かしをしたくないので本やセミナーではこんな話をしません。
そんなことしたら売れなくなって商売側にとって不利だからです。
自己啓発本も自己啓発セミナーも「疑わず、人を信じよう」という洗脳教育をしがちですが
その方が教育商材を買ってもらいやすいですし、素直に言うことに従ってくれて商売が有利に進むんですね。
こういったポジショントーク(自分の立場を有利にするための誘導トーク)は普通に蔓延しています。
こんなこと言うのも冷たく感じるかもしれませんが、
優しく接して近寄ってくる人に対しては基本的に懐疑的になることをおすすめします。
電車の中で席を譲ってくれるなどの公共の場における親切は素晴らしいことですが、
不自然にフレンドリーに近寄ってくる人はまた別の話になります。
ネットによくある交流会とか朝活に行くと分かりますが参加者の8割近くは保険や不動産の営業マンかマルチ勧誘の人です。
まれにガチで宗教勧誘の人も紛れ込んでいますが、そういう人は独特の空気感やコミュ障感があります。
僕が営業マンだった時代は交流会でいろんな人間を観察してきたのでそのあたりの洞察力は半端ないです笑
人間観察すると騙されないように自分の身を守れますし、何よりも勝手に頭が良くなるので皆さんもやってみてはいかがでしょうか^^
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もししつこい勧誘を断れなくて悩んでいるのならこちらの記事が役立ちます。
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