この記事は以下に当てはまる人にオススメです。
- ネットワークビジネスを実際にやっている
- ネットワークビジネスに興味がある
- ネットワークビジネスの話を聞いたことがある
- ネットワークビジネスを始めようか悩んでいる
- ネットワークビジネスをやっているが行き詰まっている
- ネットワークビジネスがうまくいかない理由を知りたい
- ネットワークビジネスを本気で成功させたいと思っている
- 本当に永続的な権利収入が手に入るか疑問に思っている
こういった人の悩みを解決していきます。
本記事の内容
- 若者はお金がない
- 若者に健康のニーズがない
- 若者は人脈がない
- 若者は社会的信用がない
- 若者は熱し易く冷め易い
- 若者は情報弱者で人に左右されやすい
- 若者は勢いで非常識な問題を起こしやすい
- 若者はビジネスをサークルと勘違いしやすい
- 若者は社会経験が少ない分、相手視点で考える人が少ない
今回はなぜ若者がネットワークビジネスをやってもうまくいかないかについて解説します。
「若者」という言葉を使ってディスる僕は25歳にして老害の仲間入りでしょうか笑
ここで言う「若者」の定義は主に20代を指します。
とはいえ30代でも未熟で幼い人も普通にいますので30代もある程度含めます笑
そもそも「ネットワークビジネス」が何か分からない人はこのまま読み進めても何も分からないと思うので
こちらのサイトの説明を見ていただければなと^^
とにかく若者はネットワークビジネスをやってもまず成功しません。
仮に成功を経験してもそれが永続的な権利収入になることは皆無です。
本記事の信用性の担保のために言いますが
僕もネットワークビジネスをいくつか経験しています。
ある会社では始めて2ヶ月で月10万円の権利収入を手に入れたことがあり、グループ内で表彰されてブランド品をいただいたこともあります(現在は活動していません)。
そして50社以上のネットワークビジネス会社の製品や報酬プランを調べたり、実際にその会社で活動している人と日常的に会ったり
各会社の成功者(年収数百万〜数千万円レベル)の人にも会ってきていますので
感情論や偏見抜きでネットワークビジネスを理解しています。
また、ネットワークビジネスとは別に投資商材の営業マンもやっていたので
様々な人と会う中で人間の心理と行動パターン、組織や社会の移り変わりを敏感に読み取る力もついています
(だから当ブログでたびたび観察内容と考察を取り上げているのです)。
そんな僕がなぜ若者(自分もそうですが)がネットワークビジネスを始めてもうまくいかないのかについて論理的に解説していきます。
早く理由を知りたい方は目次をご覧ください^^
6分ほどで読み終えるのでぜひ最後までお付き合いくださいませ。
目次
若者はお金がない
まず第一に若者はお金がありません。
20代の会社員なら手取りで月20万円前後でしょうか。
仮に20万円だとして、そこから
- 家賃
- 光熱費
- 水道代
- 通信費
- 食費
- 生活費
- 交際費
・・・
と引いていくと手元に残るお金はせいぜい3万円程度です。
食事を全て自炊で切り詰めていたり、シェアハウスで家賃を極力抑えたり、実家暮らしでない限り普通はこのぐらいです。
しかも風邪やインフルエンザ、花粉症などで定期的に病院に行ったり薬を買ったりするお金や
消耗品の補充、親しい人への祝い、季節ごとの服の購入、勤務先の会社の付き合い、デート代、引越しや家具の修理といった不定期の出費も考えると
決して余裕のある暮らしはできませんし、高給取りでない限り貯金は続かないでしょう。
そんな状態で手元の3万円をネットワークビジネスの資金に使うのは割とキツイと思いませんか?
ネットワークビジネスに入会するのにまずお金がかかります。
アムウェイのように数千円程度で済む会社もあれば、会員によって数万円だったり20万円以上する会社もあります。
それだけで済むのであればまだありがたいのですが、
そこから毎月の製品代が大体1万5千円〜2万円かかります。
買い込みの激しい組織だと月に15万円とか20万円分も製品を買い込みさせます
(アムウェイであれば若者がローンを組んで浄水器や空気製造機を買ったり、ニュースキンとモデーアの過激なグループでは毎月20万円近くの買い込みを勧めたりします)。
仮に製品代を安く見積もって1万5千円とします。
この時点で手元にあった3万円が半分の1万5千円になります泣
(もし買い込みのためにローンを組んでいたらさらに毎月の利息がかさむでしょう)
そして残った1万5千円を何に使うかと言うと
- 交流会の参加費(友達を増やすため)
- アポイント代(いわゆるお茶代)
- 交通費(活動に必要な電車賃など)
- セミナー代(無料の会社もあります)
- アフター代(セミナーに友達を連れてきた後に近くのファミレスやカフェで使うお金)
- コンベンションや達成ラリーなどのイベント代(会社で定期的に大きなイベントを開催)
※ここで言う「会社」とは勤務先の会社のことではなくネットワークビジネスの会社のことですよ!
これでお気づきになったかもしれませんが手元の1万5千円だけじゃこれだけの費用を出せないですよね?
参加費3000円の交流会に週2で通ったとしたら
3000円×8日=2万4千円/月
この時点で既に大幅なマイナスですね><
さらにコーヒー1杯500円で月に20人とアポイントをするだけでも
500円×20人=1万円/月
ここからさらに交通費やらセミナー代やらアフター代やらイベント代を引いていくと火の車であることは明らかですよね。
だから「成功」を語りつつもコーヒーを奢るどころか、
自分自身はコーヒーを注文せずにカフェに居座り続けるマナーの悪い人がいたりするのです。
お金のない若者がネットワークビジネスで成功するなんて夢のまた夢なのは
収支を計算しても明らかですね^^
若者に健康のニーズがない
ネットワークビジネスの会社の多くはサプリメントを扱っています。
会社によっては詐欺まがいのサプリメントもありますが、基本的にアムウェイやニュースキンといった大手はサプリメントのレベルは非常に高いです。
やはり口コミで世界的に有名になるわけですから、質はハンパないのです。
しかしマーケティングの視点で考えてみてください。
健康にニーズがあるのはどの年代ですか?
少なくとも若い年代は健康に興味はありません。
アスリートやモデル、何らかの事情で健康に興味を持った人を除いて
基本的に若者は健康に興味がありません。なぜなら若いだけで病気にならないし、なったこともない人が大半だからです。
一人暮らしでお金がないのでコンビニ食やインスタントラーメン、ファストフードで済ませる人も多いですし
スタバの甘いフラペチーノが好きな女子大生やOLも多いですし、
男は「早い!安い!美味い!」とか「大盛無料」が大好きな人ばかりです笑
そんな人に「健康大事!」といってサプリメントを買ってもらおうとしても興味を持たれません。
なのでネットワークビジネスの会社は健康に興味づけさせるために健康セミナーをよく開催しているのですが、
これに連れてくる手間と、連れてきたとしても理解してくれるか分からないことを考えたらかなり非効率的だと思いませんか?
つまり、若者が友達を誘おうとしてもなかなか周りに理解してもらえないので難しいのです。
若者は人脈がない
若者が友達を誘っても、健康にニーズがない年代なのでなかなか理解してもらえないのは前述の通りです。
若者の友達は若者なのです。若者が作れる人脈も結局は同年代の若者です。
たとえ中年〜高齢者のような健康に意識のある年代の人脈を作ろうにも出会える場がなかったり、話や価値観が合わないのは目に見えています。
ネットワークビジネスで安定的に成功する人は実は主婦やおばちゃんが多いのです。
なぜなら彼女らの周りも同じように主婦やおばちゃんが多く、みんな家族の健康を気にするのでニーズがあります。
ゆえに自然と口コミが回りやすいのです。
また、若者よりも人生経験がある分いろんな人と知り合っていて人脈もそれなりにあります。
若者は若者しか人脈がない上に、人生経験が少ない分、人脈も小さいです。
そう考えたら若者がネットワークビジネスを始めても人脈的に難しいのは明白ですよね。
若者は社会的信用がない
これも人生経験の話になりますが、若者は社会的信用がありません。
基本的に年収が高いわけでもなく、社会的地位が高いわけでもなく、人生経験も少ないので
社会的信用がない分、凡人がどんなに健康の素晴らしさや成功について語っても相手にされません。
年功序列社会で見ても下の身分だし、実力主義社会で見ても社会的な実績がなければ下の身分です。
目上の人からしたら「なんかやってるな〜この子は」としか思いません。
若者は熱し易く冷め易い
若者は実績がない分、勢いがある!ビギナーズラックだ!!
と言われたりしますが、冷静に考えると勢いはずっと続かないんですよね。
簡単に言うと、熱し易く冷め易いのです。
勢いでネットワークビジネスを始めたり、結果を出したとしても
何かがきっかけですぐに冷めたりします。
なので冷めないように会員のグループLINEやミーティングで盛り上げようと努力する主要メンバーがいるのですが
みんな疲れてきます。僕もそういうグループLINEにいたことがありますが通知がうるさくて嫌になりました。
通知を切ってもLINEには200件以上も未読が溜まってるし・・・
そして、盛り上がっていた組織が一気に崩れたりどこかの会社に組織移動したりと
簡単に吹き飛んでしまいます。
そう、若者で構成されたグループは非常に脆いのです。
理屈や論理で考えるよりも楽しそうかどうかや、盛り上がっているかどうかを重視しがちなので
後述しますがサークルと勘違いしている人が多いのです。
若者は情報弱者で人に左右されやすい
若者が前述の通り、熱し易く冷め易い理由の一つとして他にも
情報弱者で人に左右されやすいことが挙げられます。
若者は基本的に社会経験がない分、知らないことが多いのです。
ネットワークビジネスで若者(特に田舎から上京したばかりの人)が狙われるのも
その若者にとってこれまでの人生で出会ったことのない全く新しい価値観で、ワクワクしやすいからです。
そして面白そうだからと入会するも、思っていた世界と違うと気づけば今度は他に魅力的な話に飛びつきます。
また、人生経験が少ないので大人に騙されたこともなく、警戒心もゆるいのです。
そんな若者がネットワークビジネスで集まったところでいついなくなるか分からないのです。
そう考えると若者が作った若者だらけの組織が本当に永続的な権利収入を得られるかは甚だ疑問ですよね。
若者は勢いで非常識な問題を起こしやすい
若者は勢いがある分、非常識な問題を起こしやすいのです。
こんなことを言ってる僕が本当に老害に思えてきますね笑
でも割と事実なのでもう少しお聞きくださいm(_ _)m
若者で集まってやるネットワークビジネスは過激な活動をして問題を起こしがちです。
実際にネットワークビジネスの各会社の規約を見ると、学生禁止が大半を占めています。
中には昔は学生OKだったのが学生禁止になったり、それでも身分を偽って入会する学生を防ぐために
年齢制限(20歳以上→23歳以上)の変更をされたケースもあります。
年齢制限の変更をされた代表的な例がアリックスとm3という会社です。
なぜ学生が嫌がられるかというと、マナーの悪い行為で会社のイメージを悪くされたくないからです。
例えば、
ネットワークビジネスをやっている学生のグループが複数人で一日中カフェでたむろして、
荷物で席を多く占領して頻繁に外出するケースが多かったり
(例えばNBCというネットワークビジネスでは学生OKだったからなのか、上記のような行為が目立ち、拠点のカフェから出禁を食らったと言われています。あくまでも噂なので断言はしませんが)。
僕の個人的な経験談だと、学生でネットワークビジネスをやっている人は時間に異常なほどルーズだったり
約束もすっぽかしたり、連絡もまともに取れなかったりと非常にマナーの悪い人が多く感じられました。
社会人経験がない分ある程度は仕方ないかもしれませんがこれだけ非常識だと
ネットワークビジネスの会社のイメージを悪くしてしまうのは間違いありません。
特に若者にありがちな集団での強引な勧誘やローンを組ませるなど
あまりにも悪質な問題を起こされると若者が集まったグループ全体の責任問題になってコミッション(報酬)の停止や、強制退会処分を食らう可能性があります。
あるいはネットワークビジネスの会社そのものが公的機関から業務停止処分を食らう恐れがあります(実際に処分を食らった会社の実名も挙げようと思えばたくさん挙げられます)。
そういう意味でも若者で構成されたグループはいつ不祥事で潰れるか分からない怖さがあります。
とはいえ、良い歳した大人でも不実告知や強引な勧誘をすることはあるんですけどね笑
若者はビジネスをサークルと勘違いしやすい
僕の知る限り、若者が群れてやっているビジネス活動はただの「ビジネスサークル」なのが大半です。
成功するとか儲けるとか自由を謳いますが、自由の代償に必要な責任感がまるでないのです。
人間は群れると無能で性格も醜くなると過去記事でも言いましたが、まさにその通りなのです。
これは起業した若い人にもありがちですが、ネットワークビジネスだとなおさら顕著になります。
まあこちらの過去記事を見てもらえば分かると思うので詳しくは割愛させていただきます^^
若者は社会経験が少ない分、相手視点で考える人が少ない
これは若者が全て悪いわけではなく
ネットワークビジネス自体が相手視点ではなくエゴの押し付け的な要素が大きいのですが・・・
ネットワークビジネスがマーケティングの視点で見ても市場や時代の流れをガン無視していて、
活動している人の大半も営業の視点で見てかなりレベルが低いことは明らかです。
そのことに関してはこちらの記事にまとめていますのでよかったらどうぞ。
ただでさえネットワークビジネスが相手視点でないのに加えて
社会経験の少ない若者が相手視点で物事を考えるのは、よほど頭が良い人でないと難しいです。
僕が見る限り、ビジネス活動をしている若者で特に頭が悪い人は
経済を理解していません。蛇口をひねればお金が出てくると思っているかのようです。
コピペ作業をするだけで1日数万円とか、そういう短絡的な考えでビジネスに飛びつくのです。
経済の仕組みを考えると、相手に価値を提供しなければお金が来ないことは明らかです。
しかしそこを理解せず、
相手よりも自分のメリットばかり考えて好き放題「俺はこうだ」と主張している人が多いのです。
自分が世界の中心だと勘違いしているんでしょうかね汗
僕の偏見や主観も含まれているかもしれませんが
若者のビジネス界隈を見ると大半がこのパターンに帰結するように感じられるので僕以外にも同意見の人は割といるとは思います。
ネットワークビジネスをやっている人で感情論や理想論、思いを語ったり
「俺はこう思う」「私はこれをしたい」を押し付ける人を見るたびに老婆心ながら心配してしまいます。
そんなんじゃどんなビジネスも絶対に続きません。
まとめ
- 若者はお金がない
- 若者に健康のニーズがない
- 若者は人脈がない
- 若者は社会的信用がない
- 若者は熱し易く冷め易い
- 若者は情報弱者で人に左右されやすい
- 若者は勢いで非常識な問題を起こしやすい
- 若者はビジネスをサークルと勘違いしやすい
- 若者は社会経験が少ない分、相手視点で考える人が少ない
今回は少々長かったですがいかがでしたか?
若者についてクドクドと文句を言う僕も25歳の若者ですが
なぜ僕がこういうことを言うかというと
自分の見られ方や立ち位置、市場における自分の価値を
普段から俯瞰して見ているからです。
自分目線ではなく、少し離れた視点で見ること。
これはいわゆる「メタ認知」で、
僕が個人的に「この人は頭が良いな」と尊敬できる人はメタ認知ができている人です。
メタ認知をすると身の回りに起きることに法則性を見出したり、
観察して気づいたことを抽象化して考えることができるようになります。
メタ認知についても、今度記事で扱おうと思っています。
本記事がビジネスに興味のある人にとって少しでも参考になれば嬉しく思います^^
もしあなたがMLMを友達からしつこく誘われるのであれば
こちらの記事が役に立つのでぜひ見てください!
割とユーモアのある面白い切り返しがあります笑
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