この記事は以下に当てはまる人にオススメです。
- どんな自分でありたいかが分からない
- 自分探しの旅がしたい
- 自分を見失いがち
- 自分らしさとは何かを考えてしまう
- 自分は何を目指していたのか分からなくなる時がある
- 自分軸を確立したい
- ブレない人になりたい
- もっと堂々と自信を持って生きたい
本記事の内容
- 世の中で求められる理想像が矛盾だらけ
- 大人になっても自分を見失うのは必然である
- どんな対策をすればいいのか
今回は自分のあり方を見失うのは当たり前な理由について話します。
若い人や真面目な人に本当に多い悩みが「自分のあり方・理想像」が分からないということ。
もう少しかみ砕いて言うと、「自分はどんな人間になりたいか」ということです。
よく聞くのが
- 「自分探しの旅をしたい」
- 「自分らしさってなんだろう」
- 「自信を持ちたい」
といった言葉ですが、それらの根本は「自分がどんな人間になりたいか」になります。
なぜなら自分がどんな人間になりたいかが定まればブレなくなり、自信を持てるし、
理想に向けてやるべきことに集中して取り組めるようになるからです。
「自分がどんな人間になりたいか」が分からないのはゴールがどこか分からないマラソンと同じです。
ゴールの行方を探すから余計に消耗して迷子になる、つまり自分を見失うことになります。
だからといって自分を「ダメなやつだ」と責めるのはやめましょう。
それはあなたが悪いんじゃなくて
世の中の仕組みが悪いのだから。
世の中のある仕組みが原因で人間は何歳になっても誰だって自分を見失うのです。
その仕組みをタネ明かししつつ、対策も話していくので
本記事を最後まで読んでいただければ間違いなくこれまでより生きやすくなります。
数年前の僕がこれを知れば今よりもっと早く成長できてたのに…
というテーマなので記事も力が入ります^^
世の中で求められる理想像が矛盾だらけ
自分のあり方を見失うのが当たり前な理由の結論は
世の中で求められる理想像が矛盾だらけ
ということです。
生きていると様々な場面において求められる理想像が全く異なるんですね。
例えば、社会生活を送る上での理想像は
- 理性的
- 従順
- 協調性がある
- いい人
といった、いわゆる会社などの組織で好かれるタイプの人です。
いかにも求人募集の「求められる人材」にあるような理想像ですよね。
バリバリ仕事で活躍するエリートはまさにこのタイプになります。
ただし恋愛における理想像となると話は別です。
キレイ事抜きに男が恋愛で女に求められるのは
- 強そう
- 感情を揺さぶってくれる人
になります。
不良や犯罪者がモテたり、DV男に女がハマったりするのは本能的に「強い男」を感じ取り
感情のジェットコースターに乗ったようなドキドキ感を味わえるからなんですよね。
優しい人がモテるというのはあくまで子育てやお金の面も含んだ「結婚」の場合であって、
「恋愛」においては優しい人はつまらない男でしかないのです。
そう考えると先ほど挙げた社会人の理想像である
- 理性的
- 従順
- 協調性がある
- いい人
と今回挙げた恋愛における理想像を比較すると方向性が全く違うことが明らかです。
だって、
- 強そう
- 感情を揺さぶってくれる人
を究極的に極めた人は反社会的な人間と言えますから。
つまり、男は社会生活と恋愛で正反対の理想像が求められているというジレンマに陥っているのです。
とはいえ男だけでなく女でも同じようなことが言えます。
キャリアウーマンとして自信満々に生きるのは社会的に好ましいことですが、
自信満々な女は自信がない女に比べてモテないという話も調べればたくさん出てきます。
ここでも理想像のぶつかり合いが発生していますよね。
人間はこうした衝突の間に生きているので自分を見失いやすいのです。
大人になっても自分を見失うのは必然である
男女ともに社会的に好ましい理想像と恋愛で求められる理想像のジレンマに苦しんでいる
という話は前述の通りです。
とはいえ「恋愛」なのでどちらかというと若年層に比重の大きい内容かもしれません。
「結婚」であれば社会的に好ましい理想像とほぼ重なりますから。
ただ、いい歳をしてもジレンマから解放されることはありません。
なぜなら先ほどのジレンマの例は一つの例に過ぎないからです。
自分が「こうあるべきだ」と信じていた理想像が別の環境では全く通用しないことがあります。
例えば日本人は親切だとか忖度を重んじる傾向がありますが、
海外で日本のような親切をすると犯罪に巻き込まれることがありますし
忖度して相手の善意を信じようとすると交渉で不利な目に遭わされます。
実際、日本の政権はアメリカやロシアに対して友好アピールばかりしますが
交渉で相手国に主導権を握られていて常に丸腰状態と言えます。
あわせて読みたい

要するに日本人が思う理想像である「優しさ」は海外では搾取の対象にされるのです。
ここでも同じように理想像のジレンマが発生しますよね。
「相手に歩み寄る」を自分のあり方として生きてた人からしたら
海外で通用しなくなった途端に自分を見失います。
もう一つ例を挙げるとすれば「民度の高い世界」と「民度の低い世界」では
評価される性格が全くの正反対であるということです。
「世界」というのは職場だったり地域だったり、何らかのコミュニティと考えてください。
民度の高い世界(例えばGoogleの職場とか)では以下の性格に当てはまる人は評価されます。
- 素直
- 知的
- 謙虚
- 勤勉
- 知的謙遜(無知の知)
- 思いやり
※知的謙遜については以下の記事で解説しています。
あわせて読みたい

しかし民度の低い世界(クソみたいな職場とか)だと
このような人はむしろ「弱者認定」され、
いじめられたり搾取されるターゲットになりえます。
僕も民度の低い世界で苦しんできたから分かりますが、
素直で勤勉な人は悪い人にとって有利な方向に誘導しやすいのでカモです。
謙虚で優しいと余計な仕事や責任を押し付けられたりと都合良く扱われます。
知的謙遜なんてもってのほかで、
逆に「何もかも知っている」という姿勢で偉そうにハッタリをかました方が
「すげー」と尊敬されます。
そして知性や論理よりも根性論や上下関係が優先されるので
建設的な批判や意見をすると恨みを買われたり逆ギレされます。
このように民度の高い世界と民度の低い世界では評価基準が正反対なのです。
「置かれた場所で咲きなさい」という言葉がありますが、
民度の低い世界で育って咲いてしまったら、民度の高い世界では全く通用しません。
ブラックな飲食店で活躍して役職をもらったところで、高圧的に人を従わせる性格になるので
Googleの職場で活躍するどころか底辺扱いされて門前払いです。
いくつか例を挙げましたが、まとめると
今まで自分がこうであるべきだと信じてきた自分のあり方が
ある環境で通用しないと分かったときにショックを受けるものです。
すると必然的に自分を見失ってしまい、
- 「自分は何を目指していたのかな」
- 「自分のやってきたことは間違いだったというのか」
- 「自分探しができていない」
- 「何が正しいか分からない」
と虚しくなるのです。
答えを探そうにも「やっぱり違う」、「こんなんじゃない」とさまようもの。
なぜなら絶対的に正しい「あり方」や「理想像」というのは存在しないのだから。
とはいえこれは自然なこと。
自分を変えたいという向上心のある人にとっては
おそらく何度もこの壁にぶち当たっているでしょう。
どんな対策をすればいいのか
僕含め、誰もが大人になっても自分を見失ってしまう理由について話してきました。
では自分を見失わないためにはどんな対策をすればいいのでしょうか。
僕の意見としては2つの方法があります。
何を優先したいかでもっとも自分にあった理想像(あり方)を選ぶ
または
場面によって自分のあり方を使い分ける
です。
まず前者についてですが
自分が人生において仕事を最重要と考えるのであれば仕事における理想像を選べばいい。
趣味もしかり、恋愛もしかり。何を最重要とするかは自由です。
選んだ理想像を自分の中のよりどころにしましょう。
次に後者ですが
場面によって自分のあり方を使い分ける、つまり
複数の人格を使い分けないといけないので
普段から具体的に自分のあり方を練らないと難しいかもしれません。
サイコパス的演技力が必要です。
僕は良くも悪くもこれまで様々な場面でいろんな目に遭ってきたので
人格は意図的に使い分けないと生きていけないなと痛感しています。
まとめ
- 世の中で求められる理想像が矛盾だらけ
- 大人になっても自分を見失うのは必然である
- どんな対策をすればいいのか
今回は自分のあり方を見失うのは当たり前な理由について話しました。
励ましではなく悩みの構造や本質的な部分にフォーカスしたので新鮮に感じられたかもしれません。
これを機会にもう自分を責めず、一歩引いた視点で理想像を見つめ直すといいでしょう。
最後に、自信がなくて悩む人向けの記事を載せておきます。
あわせて読みたい

コメントを残す