高学歴ニートが生まれる理由【真面目な人ほど社会に絶望する構造】

この記事は以下に当てはまる人にオススメです。

  • なぜ高学歴ニートが誕生するのかを知りたい
  • 高学歴ニートにどこか共感してしまう
  • 高学歴ニートの思考を知りたい
  • 自分が高学歴ニートになってしまいそうだ
  • 自分の子供を将来高学歴ニートにしたくない
  • 高学歴ニートは甘えだと思う
  • 高学歴ニートは情けないと思う
  • 現在自分は高学歴と言われる大学に通っている
  • 社会に対して不安や不満がある
  • やりたいことが見つからない

本記事の内容

  • 真面目な努力家ほど世の中を理想論で見てしまう
  • 勤勉な人ほど社会に出たら裏切られたように感じる
  • 頭が良い人ほど答えを求めたがる
  • 高学歴な人ほどサンクコストバイアスに苦しみやすい
  • 勘の良い人ほど違和感やおかしさを敏感に察知する

今回は高学歴ニートが生まれる理由について話します。

 

高学歴ニートとは、高学歴にも関わらず就職せずに親の仕送りやアルバイトで生計を立てている人のことです。

 

高学歴ニートという言葉が広まったのはおそらく「林先生の初耳学」という番組がきっかけでしょう。

この番組にはゲストの講師1名が毎回出演して高学歴ニートたちに熱血授業をするというコーナーがあります。

講師はこれまでに林修先生、橋下徹さん、乙武洋匡さん、武井壮さん、杉村太蔵さんなど

誰もが知る著名な方々が登壇されています(個人的に林先生と橋下さんは神回に思えました)。

 

高学歴ニートの出演者たちは一般人からSNSやYouTubeで有名な人(プロ奢さんやカルロスさんなど)

まで幅広く登場しています(ビジネスで生計を立てている人も高学歴ニートと呼ぶのは違和感がありますが…)。

ちなみに僕がいたゼミの後輩も一度出演していてびっくりしました笑

 

高学歴ニートの彼らの主張を聞いていると僕もかなり共感できるところがありましたし、

講師側の主張も社会経験が豊富なだけに圧倒されました。

 

実は僕自身も高学歴ニート側の人間です。

早稲田大学在学中にビジネスや投資に興味を持ち、

実際にやってきて酸いも甘いも嚙み分けてきました(酸い多め)。

就活というものを経験したこともありません。

よほどの目的がない限り、会社員として生きることをバカバカしく感じています。

 

そんな高学歴ニートな僕が自分自身や他の高学歴ニートを俯瞰した上で、

なぜ高学歴ニートが生み出されてしまうのかを客観的に考察しました。

 

結論から言うと、世の中に「高学歴ニートを生み出す構造」ができているからです。

その構造とは一体何なのかについて本記事で解説していきます。

 

真面目な努力家ほど世の中を理想論で見てしまう

学校の勉強を真面目にやってきた人ほど世の中を理想論で見るようになります。

具体的には

  • 戦争のない平和な世界
  • 男女差別や人種差別のない世界
  • 障害者に優しい社会
  • 核兵器の廃絶
  • 原発を無くして環境に優しい発電を
  • 労働環境を改善してホワイト企業に
  • 若者から高齢者まで生きやすい社会
  • 努力が報われる社会
  • 性善説

といったところでしょうか。

学校の社会の授業でこうした取り組みについて学んだり、

道徳教育の一環でそういった教育がされています。

 

それだけ教育は素晴らしいものになっていると言えますが、

弊害として「理想通りになっていない世の中は悪だ」と見なして現実逃避の原因にもなり得ます。

学校で教わる理想の社会はあくまで理想論に過ぎないので実際の社会はそこまで高次元に追いついていません。

 

例えば人権という概念自体が人類の長い歴史の中でもここ数百年でできたばかりです。

社会は理想を目指して少しずつ前進してはいるものの、まだまだ不完全と言えます。

 

高学歴ニートはこの理想と現実のギャップに苦しんで現実逃避をし、

理想ばかりを世の中に求めてしまうのでしょう。

なので現実的かつ建設的な意見を述べる人に対して

「それは理想ではない。あなたはおかしい」と噛み付いてしまうのです。

 

ここ数日、Twitterでフェミニストがひろゆきさんを叩いているのも同じ理屈だと思います。

おそらくフェミニストたちはジェンダー論などを真面目に勉強してきた人でしょうが、

男女平等社会という理想にしか目を向けていないので

事実に基づいた現実的な意見を言うひろゆきさんを悪者と見なして叩きたがる。

実際にフェミニストたちの発言を見ても理想や願望ばかりで、それに協調しない人を誹謗中傷している印象を受けます。

詳しくはご自身でTwitter検索してみてください。

 

勤勉な人ほど社会に出たら裏切られたように感じる

世の中を理想論で見てしまうという話の延長になりますが、

勤勉な人ほど社会に出たら理想と現実のギャップに裏切られたように感じやすいです。

自分がこれまでに本気で正しいと思って勉強してきたことはなんだったんだろうという気持ちを想像できませんか?

 

長年信じてきたことを手放すというのは老若男女問わず苦痛が伴うもの。

何を信じればいいのか分からず現実の社会というカオスな環境に放り出されたら誰だって不安になります。

 

しかも学校と違って社会では自分の努力だけでどうにもならない理不尽なことがたくさんあります。

学校の成績であれば勉強を頑張った分だけ結果に表れますし、

部活も練習を頑張った分だけ上達するので努力がそのまま反映されるのです。

 

しかし、社会に出ると上司に大きく左右されたり将来性のない仕事を続けてキャリアを詰んだりと

個人の努力とは関係ない理不尽な要因がたくさんあります。

 

努力すればなんでもできると信じている勤勉な人ほど社会に出るとそれが通用せず

裏切られたように感じたり自分を追い詰め過ぎて鬱病になってしまうのです。

こうして社会に絶望し、高学歴ニートが誕生します。

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頭が良い人ほど答えを求めたがる

頭が良い人ほど答えを求めたがる傾向にあります。

学校の勉強では問いのひとつひとつに明確な答えがあるので頭が良い人にそういう癖があるのは当然でしょう。

高学歴ニートの発言に多いのが

  • 「自分は何をしたいのかが分からない」
  • 「自分探しをしたい」

という迷いです。

答えが見つからないので働くことを避け、

いつまでも自分探しにさまよう「モラトリアム人間」になるのです。

何か特別に勉強をしたいことがあるわけでなくても社会人までの猶予期間を延ばすために

大学院進学や海外に旅する人も多い気がします(早稲田は特に笑)。

 

僕もそういうタイプの人間なので本当に理解できるのですが、

こればかりは実際に様々な経験を積まないと見えてきません。

動きつつ模索していくことで僕もようやく自分のことが分かってきました。

 

世の中には答えの存在しないこともたくさんあるので、

答えにこだわらずにまずは動き出すことが大事なんじゃないかと思います。

 

高学歴な人ほどサンクコストバイアスに苦しみやすい

高学歴な人はプライドが高いと言われやすいですが

もっと正確に言うとサンクコストバイアスに苦しんでいるんじゃないかと思います。

 

高学歴な人は昔から誰よりも勉強に時間と労力を投下してきた分、

勉強してきたことに価値を見出したくなるのです。

なのにこれまで勉強してきたことを生かせなければもったいない精神が働きますし

今までの自分の努力を否定することになりかねません。

 

そういった心理がプライドという形で出てくる人もいれば、

前述の理想論者やモラトリアム人間となったりするのです。

高学歴ニートのほとんどはこうしたサンクコストバイアスにハマっている状態と言えるでしょう。

 

勘の良い人ほど違和感やおかしさを敏感に察知する

「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」という言葉がありますが、

賢い人は勘が鋭いので

  • 世の中のおかしさ
  • 日本のおかしさ
  • 職場のおかしさ
  • 上司のおかしさ

などを誰よりも敏感に察知します。

普通の人では何とも思わないことに関しても

「それっておかしくない?」とか「こうした方がいいのになぜしないの?」

とすぐに気づきます(僕もそういう批判精神が強いです)。

 

そういう反感が積もりに積もると仕事を辞めたくなるのも分かりませんか?

こればかりは職場が悪いのですが世の中にはそういう理不尽な職場が腐るほどあると覚悟しておかないと

ジョブホッパーになってこれ以上の転職が難しくなり、高学歴ニートになりかねません。

頭が良いことで逆に満足できる職場が見つからないということもあるのですね。

 

まとめ

  • 真面目な努力家ほど世の中を理想論で見てしまう
  • 勤勉な人ほど社会に出たら裏切られたように感じる
  • 頭が良い人ほど答えを求めたがる
  • 高学歴な人ほどサンクコストバイアスに苦しみやすい
  • 勘の良い人ほど違和感やおかしさを敏感に察知する

今回は高学歴ニートが生まれる理由について話しました。

 

世の中に「高学歴ニートを生み出す構造」ができていて、

高学歴ニートは真面目に勉強をしてきたからこそ陥ってしまうものです。

 

理想論を教える学校教育が悪いかと言われるとある程度は仕方ないので歯がゆいところ。

日本の経済状況を考えても若者が社会に希望を持たなくなるのは当然でしょう。

単に根性がなくて甘えているというわけではなく、現代が生んだ被害者でもあるので

一概に悪者扱いするのもあまり良くないと思います。

 

対策として大事なのは高学歴ニートが自分を俯瞰して自覚すること(メタ認知)なのではないかと。

自分の置かれた状況や心理状態を自覚することで冷静に適切な行動を選択できれば高学歴ニートは脱却できると思います。

本記事がそのために少しでも役立てば嬉しいです。

 

これまで話してきたように学校教育と社会には大きな乖離が存在します。

真面目に勉強してきた人ほど学校教育を絶対視しがちなので

学校教育と社会の現実を切り離して考えられてこそ本当の意味で賢くなれるのではないでしょうか。

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