日本人の自然観が日本を後進国にしていると言える理由

この記事は以下に当てはまる人にオススメです。

  • 日本がオワコンな理由を知りたい
  • 日本がIT後進国である理由を知りたい
  • 日本が成長しない理由を知りたい
  • 日本の古い体質が嫌い
  • 日本には老害が多い気がする
  • 日本政府のコロナウイルスへの対応にがっかりした
  • 他のアジア国の方がしっかりしていると思う

本記事の内容

  • 日本と海外の自然観の違い
  • 日本は自然に固執して非合理が続く
  • 海外は合理性があるなら人工を受け入れる
  • 日本がIT後進国なのはIT技術が人工的だから
  • 日本政府に期待せず自分が強者になろう

今回は日本人の自然観が日本を後進国にしていると言える理由について話します。

 

日本人(特に若年層)なら誰もが「日本は後進国である」ということに気づいているでしょう。

僕もそのうちの一人です。

 

中国やアメリカといった大国がIT先進国であることは周知の通りですが

北欧・シンガポール・エストニア・オランダといった小国までもがIT先進国です。

エストニアは行政や銀行の手続きがほとんど電子化されていますし(役所や銀行に行かなくて済む)、

オランダは農業のIT化に成功しています(農業人口が少ない中で機械化して大量生産を実現)。

 

一方で日本は未だに古い体質の政府や企業が残っていて、

IT担当大臣がハンコ利権のおっさんになったり選挙をネット投票できなかったり

FAX・メール・ハンコ・紙を使い続ける企業がまだまだたくさんあります。

 

なぜ先進国であるはずの日本がこのように前時代的になっているのでしょうか。

その理由は様々ですが、根本的な思想にある「自然観」が関係していると言えるのです。

本記事では日本人の自然観という観点から日本が後進国になっている理由を解説します。

 

日本と海外の自然観の違い

日本と海外(特に欧米)では自然観が大きく異なります。

「自然観」の意味についてウィキペディアで調べると以下の通り

自然観(しぜんかん)とは、価値判断の根底にある自然への価値観のこと。文化の差によって大きな違いがあると考えられる。

引用元:ウィキペディア

 

哲学的な話になりそうでややこしいので簡単に言うと、

「自然に対してどのように価値(美しいとか尊いとか)を感じるのか」

と考えればOKです。

 

日本は自然と共生したり、ありのままという意味で自然体でいることを好むので

季節の移り変わりを俳句や詩という形で表現したり

神社・寺・日本庭園など古き良きものに惹かれるのです。

 

一方で欧米の場合は自然を人間の力でコントロールすることに価値を見出す自然観があります。

日本では川の水が流れる音を好みますが欧米では人間の手を加えて巨大な噴水を作りますし

自然治癒力を高める東洋医学とは違って、西洋医学は人体を手術で切り開いたりします。

 

なのでざっくり言うと

日本は自然なものを好み、欧米は人工的なものを好むということです。

ちなみに日本以外のアジア圏に関しては日本と似た自然観があります。

これは中国で生まれた道教による影響が考えられます。

 

道教には「無為自然(むいしぜん)」という思想があり、

「人為的に手を加えず自然に身を任せよう」という考え方になります。

この思想が中国からアジア圏(特に東アジア)に広がっていきました。

日本もその影響を受けた国のひとつです。

 

ただ、日本の自然志向は他のアジア圏よりも色濃いです。

なぜなら

  • 地理的に四季の変化が激しい(移ろいゆく自然が見られる)
  • 砂漠や氷河といった過酷な自然環境がない(自然と共生できる)
  • 水資源に恵まれている(自然豊か&自然が身近)

といった理由があるからだと考えられます。

自然環境が過酷すぎると自然と共生しようと思う余裕なんてないですよね笑

なので日本は(アジア圏と比べても)世界的に見てかなり自然志向と言えるでしょう。

 

日本は自然に固執して非合理が続く

 

日本人の自然志向は確かに古き良き日本文化を作り上げてはいますが

同時に国家の成長も阻害しているのではというのが僕の考察です。

 

日本は自然・アナログ・伝統といったものに固執することから

古い体質が根強くて非合理が残り続けています。

自然なものが良くて、人工的なものが悪いという価値観が無意識にあるのでしょう。

その価値観が顕著な例をいくつか挙げます。

  • 親にもらった身体を整形するのは良くない
  • 入れ墨をしている人は悪い人間だ
  • クレカや電子通貨よりも現金の方が安心だ
  • 人工的なものを摂取したくない(プロテインよりも牛乳が好まれる)

とはいえ、必ずしも自然だから良くて人工だから悪いなんてことはありません。

極端なことを言えば麻薬は自然界にある草からできていますし

毒キノコやジャガイモの芽だって人体に危険なものです。

 

テレビの健康番組を見るとなぜかプロテインが全く取り上げられず、

相変わらず牛乳の素晴らしさについて語られます。

牛乳よりもプロテインの方が身体に良い研究が目立つはずなのに

あえてそれが取り上げられないのはおそらくテレビの視聴者層が人工物を嫌うからなのでしょう。

高齢者であればあるほどタンパク質が非常に重要になるのに皮肉ですよね。

 

親にもらった身体を整形するのは良くないという話も少し考えたらおかしいことが分かります。

その理屈が通るとしたらなぜ歯の矯正は良しとされるのでしょうか。

結局は人工的なものが嫌いなだけで論理もへったくれもないのです。

 

このように日本人の自然志向が非合理を肯定してしまっているのが現状です。

 

海外は合理性があるなら人工を受け入れる

欧米に限らず海外では合理性があるなら人工を受け入れます。

例えば、韓国・タイ・南米ではオープンに整形している風潮があります。

しかも韓国の整形は分かりやすい変化を好む傾向にあるのですが

日本の整形は友達にバレないように自然なプチ整形をする人が多いです。

 

恋愛でも仕事でもやはり容姿が整っている人とそうでない人では

相手に与える印象も全然違うので整形は非常に合理的です。

あわせて読みたい

コンプレックスは受け入れるのではなく治すべき理由【整形も有効】

 

また、整形と似た話になりますが韓国・東南アジア・中東・アフリカ・アメリカでは

割礼(男児の包皮切除)が一般的に行われています。

中には宗教上の理由というのもありますが、

衛生面・見た目・男としての自信という意味でも割礼は合理的と言えます。

 

日本の場合は昔から豊富な水資源があることから海外よりも衛生面の心配がないことと

宗教上の理由がないことから割礼が普及していないと考えられます。

とは言ってもやはり人工的に手を加えるのが嫌いというのもあるのではないでしょうか。

同じ島国でアジア圏のフィリピンでは男の子はほぼ全員割礼するそうです。

 

整形と同様、身体に人工的に手を加えることで合理性が生まれるなら

積極的にその合理性を取りに行くというスタンスが伺えます。

 

それから、アメリカではマッチングサイトなどネットを使った婚活が普及しており

カップルの3分の1がネットで知り合っていると言われています。

日本でも最近はマッチングアプリの利用者が増えてきている感はありますが、

未だに街コン・合コン・パーティといったアナログな出会い方が目立ちますよね。

 

仮にネットで知り合った人と結婚したとなればそのことを隠したがるのも日本人。

対面で知り合うことが自然であり美徳であるという考え方が残っているのでしょう。

ネットの方が街コンなどと違ってコストがそれほどかからないので合理的なんですけどね。

 

そしてさらに言えば、日本と海外では結婚制度に対する考え方が大きく異なります。

日本では一夫一妻制を絶対視している人が多いのか

  • 結婚している男は社会的信用がある
  • 子供が欲しい=結婚する
  • 一人の異性を愛し続けないといけない
  • 不倫するような奴は叩かれて当然だ

という考えが強いのです。

しかし、海外(特にヨーロッパ)では結婚制度が時代遅れだと見なされています。

その証拠に以下の図をご覧ください。

参考:婚外子の割合が増えるヨーロッパ、70%の国も 変化する結婚への意識

 

「婚外子」とは、結婚していない男女の間に生まれた子供のことです。

家電の発達により家事が簡単なものとなり、

さらにはSNSの普及により人との繋がりができて孤独感がなくなったので

わざわざ結婚という法的なリスクを負う必要性もなくなりました。

なので婚姻関係を結ばずに子供を産むという新しい価値観が生まれたのです。

また、LGBTやポリアモリー(複数人と愛し合う)といった多様性も認知されてきています。

 

そんな中で日本は未だに昔からある結婚制度を盲信しているのが現状です。

伝統を続けたいからわざわざ新しい価値観を取り入れるという人為的なことをしたくないのでしょう。

結婚が悪いとは言いませんが、旧来の結婚制度を絶対視する考え方は古臭いと言えます。

 

このように日本は自然体(自然・アナログ・伝統)に固執して非合理を続け、

海外は合理的であるなら人工を受け入れたり、人為的なことをするのです。

そう考えたら海外が時代の変化に早く適応できるのも説明がつきませんか?

 

日本がIT後進国なのはIT技術が人工的だから

日本がかつて先進国と肩を並べられたのは

朝鮮特需と人口ボーナス(労働人口が増えて好景気になること)のおかげであり、

もっと言えばアメリカの言う通りに動いてきたからと言えるでしょう。

 

しかし、現在の日本は少子高齢化で人口オーナス(人口ボーナスの逆)となり、

さらには中国の成長によりアメリカの影響力は相対的に小さくなってきました。

もうアメリカの言う通りに動けば成功という時代ではありません。

 

そんな中で今後も先進国であり続けるにはIT国家になる必要があります。

なぜならIT技術が社会インフラ化していて今後も世界的に需要が伸び続けるから。

 

しかし、残念ながら日本は人工的なものや人為的なことを嫌う自然観があるので

IT技術そのものを進んで受け入れようという考えがなかなかありません。

 

おそらく高齢者にとっては介護ロボットよりかは生身の人間に介護されたいでしょうし

電子通貨よりも現金の方が安心だという人も年配の方には特に多いでしょう。

ネットで手続きが済むものをわざわざ電話したり窓口まで出向くといったアナログ行為もします。

ドローンを使うのも中華系か欧米系の人が多くて日本人にはあまり馴染みがない印象がありますよね。

 

こうした状態では日本がIT後進国になるのも必然ではないでしょうか?

新しい技術を人工的な異物と見なして遠ざける気質があるのでそりゃ発展しません。

 

日本政府に期待せず自分が強者になろう

「いくら日本人が自然志向でも日本政府がなんとかしてくれるはず」

そう思っていませんか?

 

結論から言うと全く期待できません

なぜなら民主主義だから。

 

例えば、日本も中国も超高齢社会ですが

中国の場合は共産党独裁なので政府主導でスピーディーに改革が進められます。

一方で日本は民主主義なので政府は有権者(国民)の言うことを聞かないといけません。

有権者に高齢者が多ければ必然的に高齢者向けの政策ばかりで教育やITを軽視する構造ができます。

これにより国家が衰退していくのですが、この構造を「シルバー民主主義」と言います。

民主主義という仕組みが発展の足かせになっているのです。

 

また、日本政府側の体制にも問題があります。

日本のIT担当大臣に就任したのがハンコ利権のおっさん78歳で

  • 「スマホでSNS投稿できるので問題ない」
  • 「ハンコ文化と両立させる」

などと世間をざわつかせる発言が話題となりました。

 

その前には桜田元サイバーセキュリティ担当大臣も

「パソコンを使ったことない」と発言していました。

 

こういう致命的な人選をしている日本政府を見ても国民はそれほど騒がないのが現実です。

今回のコロナウイルスの件でも日本のIT担当大臣は何も活躍できませんでした。

国会でそのことについて問い詰められた時も迷走答弁を繰り返しました

(竹本直一IT相迷走 安倍首相もたまらず…)。

 

これとは正反対に台湾のIT担当大臣オードリー・タンさんは非常に変わり種かつ優秀です。

  • IQ180
  • 38歳の現役エンジニア
  • Appleの顧問を経験
  • トランスジェンダー(LGBTのひとつ)

という経歴を持っていて、天才エンジニアとしても名高いと言われています。

それだけでなくコロナウイルス問題への対応も世界的に評価されているのです。

タン氏は衛生福利部(保健省)中央健康保険署と協力して、台湾国内の薬局にあるマスクの在庫データをインターネット上に公開。すると、民間のITエンジニアがそのデータを地図上に落とし込み、在庫状況がひと目でわかるアプリを開発して無償配布した。

それだけではない。緊急時に発生するデマ情報の拡散を防ぐため、ラインなどの通信アプリを通じて間違った情報を信じないよう注意するメールを配信。また、新型コロナウイルスに感染しやすいタクシー運転手やバス運転手にマスクが優先的に届くように求める情報を発信すると、フェイスブック上では、本当に必要な人にマスクを譲ろうという声があふれた。

引用元:新型コロナ“神対応”連発で支持率爆上げの台湾 IQ180の38歳天才大臣の対策に世界が注目

 

日本政府と台湾政府にここまで差があるのは驚きではないでしょうか。

これはあくまで僕が聞いた話ですが、

日本の政治家は実力よりも付き合いや人情で役職が割り振られているそうです。

特に安倍首相は義理堅い性格があるんだとか。

 

本当にそうだとしたら日本政府による改革は諦めてしまった方がいいかもしれません。

それだけ日本政府は日本の発展やITに対する意識が低いのですから。

日本政府に頼らなくても生きていけるように自分が強くなった方が期待値が高そうですね。

 

まとめ

  • 日本と海外の自然観の違い
  • 日本は自然に固執して非合理が続く
  • 海外は合理性があるなら人工を受け入れる
  • 日本がIT後進国なのはIT技術が人工的だから
  • 日本政府に期待せず自分が強者になろう

今回は日本人の自然観が日本を後進国にしていると言える理由について話しました。

 

日本人は自然なものを好む自然観があるので人工的なものを嫌う気質があります。

一方で海外は合理性があるなら人工を受け入れることができます。

この違いにより日本はIT技術が浸透しにくく非合理が根強く残り、

さらには民主主義の構造や日本政府の体制によりIT後進国となっているのです。

本記事の内容

社会や世の中を変えるのは諦めた方がいい理由【個人主義に生きる】

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