日本人に協調性という名の同調圧力や村八分がある理由【実は合理的】

この記事は以下に当てはまる人にオススメです。

  • 日本にいると閉塞感がある
  • 日本人は性格が悪いと思う
  • 日本特有の協調性や同調圧力が嫌い
  • なぜ日本では「出る杭は打たれる」のか知りたい
  • 日本と海外の違いを知りたい
  • 日本人の性質について深く知りたい

本記事の内容

  • 日本人は足を引っ張り合う気質があるという研究
  • 原因はお米にあった!?
  • 作物による社会心理の違い
  • 日本人が協調性を好むのは必然の理

今回は日本人に協調性という名の同調圧力や村八分がある理由について話します。

 

日本人は協調性を重んじる国民であるという話をよく聞きます。

そのおかげでかつては戦争が強かったり、最近だとサッカーやラグビーといった集団競技が強いのかもしれません。

特に戦争に関しては歴史的に見ても欧米列強と対等に渡り合っていたアジアでも珍しい国ですし、

アジアの中でも植民地にされず生き残ったのは日本とタイだけです。

 

このように協調性が良い面をもたらしてくれればいいのですが、悪い方向へ進むと

  • 集団のいじめ
  • 同調圧力
  • 村八分
  • 「出る杭は打たれる」

といった現象が起きてしまいます。

集団で誰かを仲間外れにするいじめは割と日本に特徴的で、

アメリカの場合だといじめっ子が自らの力を周りに誇示するためのいじめが目立つそうです。

 

最近だとSNSの普及により古い体質のブラック企業が明るみにされ、

日本の労働環境の悪さが問題視されてきています(日本に限らず韓国もそうですが)。

 

では日本はなぜここまで協調性を重んじる国民性があるのでしょうか。

何かきっと理由があるはずですよね。

その原因について本記事で解説していきます。

 

ちなみに「協調」と「同調」は厳密には意味が異なりますが本記事の便宜上、同列に扱うこととします。

 

日本人は足を引っ張り合う気質があるという研究

実は少し前に当ブログで「日本人は他人の足を引っ張るのが好き」だという話をしています。

これは僕の感想や偏見ではなく研究結果で明らかにされているのです。

日本人は誰かがおいしい思いをしていると、それに嫉妬して引きずり降ろそうとする傾向にあります。

学術的には「スパイト行動」と呼ばれています。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

あわせて読みたい

【悲報】日本人の性格が悪いことが研究で証明される【日本人の本質】

 

確かにこうした行動には心当たりがあります。

東日本大震災が起きた当時は自粛ムードが強かったですよね。

「こんな時期に娯楽に興じるのは被災地の方々に失礼だ」

という世間的なバッシング。

 

しかし論理的に考えると自粛で経済を停滞させるのは得策とは言えませんし

そもそも被災地の方々は本当に日本全国の自粛を望んでいるのか疑問ですよね。

 

こうした圧力もスパイト行動の一種と考えられます。

では、なぜ日本人にはこのような気質があるのでしょうか。

 

原因はお米にあった!?

日本人がスパイト行動をとりがちな原因として、考えられるのは「お米」の文化です。

もっと具体的に言うと「稲作」を長年続けてきた民族だからです。

稲作を行うにはチームワークがないと成り立ちません。

水田に水を引くためには用水路を作らないといけませんし、水源を他の農家と分かち合わないといけません。

このような大規模な作業をこなすには集団を作ってみんなでルールを守る必要があります。

 

しかし集団の中でルールを守らない人間、悪く言えば「はみ出し者」や「自己中」が表れると

みんながみんな個人主義に走って集団が崩壊してしまうので

お互いに監視しあってルールを徹底させるという社会性が身についたのです。

 

要するに、稲作を成り立たせるための合理的な生存戦略と言えますよね。

 

作物による社会心理の違い

稲作文化を持つ民族が協調性を重視するという話をしてきましたが、

これも僕の妄想ではなく実際にこうした学説が存在するのです。

 

バージニア大学のトーマス・タルヘルム博士は

「作物によって民族の気質が変わるのではないか」

という発表をされています。

 

これは中国の南部と北部を比較した研究になります。

長江(揚子江)を境目として

北側は乾燥地帯なので麦作が行われており、パン(中華まん)が主食です。

南側は湿潤なので稲作が行われており、米が主食です。

 

タルヘルム博士はこうした作物の違いと人間の気質の相関性を調査したところ、

  • 北部(麦作地域)では個人主義的ではっきりと物事を主張したり、我が強い気質がある
  • 南部(稲作地域)では協調性を重んじ、集団のために献身的でいたり穏やかな気質がある
  • 麦と米を両方栽培している地域ではこのような気質の違いが見られなかった
  • 隣り合う地域でも顕著に気質が違う現象は作物の違いによる可能性が高いと言える

ということが分かりました。

麦作は稲作ほどチームワークを必要としないので個人主義的な人が多いということです。

 

つまり、環境によって個人主義なのか全体主義なのかを選択してきたと考えられます。

 

確かに個人主義的な傾向の強い欧米では麦作文化(パンが主食)で、

全体主義的な傾向の強いアジア圏では稲作文化(米が主食)なのは納得ですよね。

そう考えたら協調性は悪ではなく、環境によっては非常に合理的なのです。

 

余談ですが中国南部や日本に限らず韓国も東南アジアも全体主義的です。

韓国ならクッパやビビンバから連想されるようにお米が主食ですし、

東南アジアならタイ・フィリピン・ベトナム・インドネシアどれもお米が主食です。

タイカレーとかフォーとかガパオとか、みんなお米が使われてますよね。

 

日本人が協調性を好むのは必然の理

稲作文化及び、お米が主食の地域では協調性を重んじる傾向にあるという話をしてきました。

アジア圏はほとんどが稲作なので全体主義になりがちなのですが

その中でも日本人の協調性がとりわけ注目されるのはなぜでしょうか。

稲作なのはもちろんですが他にも様々な要因が考えられそうですよね。

僕の考察では以下の通りになります。

  • 日本人は遺伝子的に不安になりやすい
  • 日本は島国で土地も狭いので同族で固まりやすい
  • 日本は欧米列強に植民地にされなかった

 

一つ目の要因ですが、日本人は不安遺伝子であることが明らかにされています。

どうも日本人にはS型と呼ばれる遺伝子が多いらしく、心を安定させるホルモンであるセロトニンの量が増えず、結果として不安やストレスに弱くなるんだそうな。

日本人がS遺伝子を持つ割合は98.3%(アメリカは67.7%)。つまり日本人はほぼ全員が不安になりがちだと言っていいわけですね。

引用元:日本人の9割8分は生まれつき不安症。ならば不安の良さを活かすしかない

 

セロトニンが多ければ安心感があるのですが、これが少ないと不安に襲われたり鬱病になります。

脳科学者で有名な中野信子さんも同じことを言っていて、

日本人はセロトニン・トランスポーター(セロトニンを再利用してくれるタンパク質)が

世界一少ない国民と言われているのでセロトニン不足になりやすいのです。

日本人が保険に入りたがるのもこうした心理があるからと考えられます。

 

不安感が強いということは一人でいるよりも集団に属して安心したいというのが自然な心理ですし、

特に稲作文化で根付いた「集団から仲間外れにされる恐怖」は非常に大きいでしょう。

 

二つ目の要因として、日本は島国で土地も狭いので同族で固まりやすいというのも考えられます。

これは台湾とフィリピンでも同じことが言えますがフィリピンはちょっと例外な気がします。

 

台湾は中国大陸出身者を「外省人」と呼び、台湾出身者を「本省人」と呼んでいて

特に血縁関係における差別が根強かった時期がありました

(蒋介石の国民党による二・二八事件の影響も強いですが興味のある方は調べてみてください)。

そう考えると台湾も島国特有の排他的な風潮がある気がします。

 

フィリピンは日本と同じ島国とはいえ、長年スペインやアメリカに占領されていた歴史があるので

ラテン系の混血が多くて遺伝子的に不安になりにくいのではと思っています。

また、日が強くて温暖な地域でもあるのでセロトニンも多く分泌されて陽気な性格になりやすいです。

こういった理由からフィリピンは日本や台湾ほど閉鎖的にはならないんじゃないかなあと。

 

三つ目の要因は日本が欧米列強に植民地にされなかったことです。

もしも日本が欧米列強に植民地にされたという歴史があれば

フィリピンのように混血で不安遺伝子が薄まったり、欧米人の移住者が増えることで

今の日本とは違って個人主義的な文化が浸透していたんじゃないかなと思います。

 

日本はアジアの中でも珍しく植民地にされなかった国なので

良くも悪くも強烈な協調性が生き残る結果となりました。

 

このように農業や脳科学、歴史などあらゆる観点で考察してみると

日本人が世界的に見て協調性を重んじる民族であるのは必然の理(ことわり)であると考えられます。

 

まとめ

  • 日本人は足を引っ張り合う気質があるという研究
  • 原因はお米にあった!?
  • 作物による社会心理の違い
  • 日本人が協調性を好むのは必然の理

今回は日本人に協調性という名の同調圧力や村八分がある理由について話しました。

 

個人主義が正しくて、協調性を重んじるのは悪いことだと一概に決めつける考え方は好ましくありません。

環境によって個人主義が適切な生存戦略の場合もあれば全体主義が適切な場合もあります。

たまたま現代ではSNSやIT技術の発達によって個人主義的な時代になっただけに過ぎないのです。

 

日本が昔は先進国として急激に発展しながらも現在は停滞し落ちぶれてしまったのは

集団主義が効果的な時代から個人主義が効果的な時代へと世の中が変わり、

今まで続けてきた集団主義が通用しなくなってきたからと解釈することもできます

(もちろん人口ボーナスや朝鮮戦争による特需も要因にあります)。

 

今の時代に合わせて個人主義的に生きたいなと思った方はぜひ以下の記事をご覧くださいませ。

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