この記事は以下に当てはまる人にオススメです。
- 健康に関心がある
- 健康になりたい
- テレビで健康番組を欠かさずチェックしている
- テレビの健康情報は正しいと思っている
- テレビの健康情報を怪しく思っている
- ぶっちゃけ健康番組は胡散臭いと思っている
- 健康番組が嫌い
- 健康番組を信用していいのか分からない
こういった人の悩みを解決していきます。
本記事の内容
- 健康番組はテレビ側の利害で作られたもの
- 木を見て森を見ずの情報ばかり
- 医者も本来はレベルがピンキリであるはずが・・・
- スポンサーを敵に回す情報を流さない
- 視聴者(高齢者)を敵に回す情報を流さない
テレビの健康番組を真に受けてしまう人はいませんか?
ちなみに僕の母もいつも真に受けています笑
母は番組表を見て今の時間に健康番組を放送していれば必ずそのチャンネルに切り替えてしまいます。
そして番組内で進められた食材を翌日には買ってくるという・・・笑
うちだけでなく他の家庭でもあるあるだと思います。
なぜなら翌日のスーパーに行くとテレビでやってた食材が売り切れになることが多いからです。
僕は健康番組を見たとしてもあくまでもひとつの見方として参考にする程度です。
というのも、
ぶっちゃけテレビで流される健康情報を信用できないからです。
本記事ではなぜ健康番組を信用できないのかについて解説していきます。
その前に、本記事の信用性を担保するために僕と健康の関係性について話します(自慢に聞こえるかもしれませんがご容赦ください)。
僕は健康に関心を持っているタイプで、決して健康に興味がないから健康番組を否定しているわけではありません。
過去にネットワークビジネスの健康セミナー(ものすごく勉強になりました)をきっかけに健康に興味を持ち、
本やネットで普段から健康について調べるのにハマりました。
最近は定期的にジムに通っていたり、1日1食生活(いわゆる半日断食)を過ごすことが多かったり、
アメリカ(サプリの本場)からプロテインとサプリメントを購入して飲み続けたり、
ジュースやお菓子をなるべく控えた生活を送っています。
ちなみに僕は現在25歳ですがジムの体側機で体年齢を測ったら「体年齢18歳未満」、
3年前に血管年齢を測ったときの結果は「血管年齢3歳」と言われました。
お腹はうっすら割れ始めていて、先週に血圧と血液検査を行ったのですが全て正常値でした。
そんなちょっとした健康マニアの僕が健康番組を斬るのが本記事です。
なぜ健康番組を信用できないのかの結論は目次に書いてあるのでご参照ください^^
5分ほどで読み終えるのでぜひ最後までお付き合いくださいませ。
目次
健康番組はテレビ側の利害で作られたもの
そもそもですが、なぜテレビは無料で見られると思いますか?
NHKであれば受信料を請求されますが、その他のテレビ局(フジテレビ、日テレ、TBSなど)からは請求されません。
なぜならこれらのテレビ局にはスポンサーがいるから(NHKにはCMが存在しませんよね)。
テレビ局はCMを放送し、そのCMを作ったスポンサー(広告主)から広告費をもらうことで成り立っています。
視聴率が高ければそれだけCMを見てもらえるのでより多くのスポンサーと有利な条件で契約できます。
例えば少し前にテレビでスシローのビジネスモデルや経営陣について特集されたバラエティがあったのですが、
その番組のCMにはスシロー以外の寿司チェーンのCMが流れていました。
番組で寿司について特集するので、寿司を食べたくなった視聴者に向けて
その寿司チェーンもCMで自社を宣伝したいと考えていたのでしょう。
つまり、テレビは利害が隠れているのです。この前提を忘れてはいけません。
特に最近は健康番組が一気に増えた感があります。
芸能人に健康診断を行ったり、芸能人が実際に番組で紹介された健康方法を前もって実践してリポートしたり、
医者が教えるという謳い文句で健康法を教える番組がよく目につきます(家族が見るので笑)。
健康番組にもスポンサーがいるのでもちろんCMを流すことでスポンサーから広告料をもらって成り立っています。
視聴率を稼いだ方がテレビ局側も得するのは前述の通りです。
実はこの健康番組は今の日本にすごくウケるんですよね。
考えてみてください。
日本は超高齢社会です。
2020年には日本人女性の過半数が50歳以上になるというファンタジーの世界です。
健康に興味を持つ人の多くは中年〜高齢者です(実際に病気を経験するので)。
しかもテレビを見る層は家に一日中いる高齢者層が大半で、
若い人は仕事で忙しかったり、SNSやYouTubeを見たり、漫画やソシャゲにハマっていたりします。
そう考えたら視聴者の多くが健康に興味を持つ高齢者層なので健康番組をやることはマーケティングとしては合理的なのです。
さらに日本人の気質は心配性で、誰かに迷惑をかけることをしたくないというタイプです(日本人は他国と比べて過剰に保険に入りたがることからも分かります)。
であればなおさら健康長寿に興味を持つ人が多いのは国民性を考えると明らかでしょう。
木を見て森を見ずの情報ばかり
健康番組でやる情報は僕の知る限りいつも
〇〇(食材)は素晴らしい!
という情報です。
納豆に含まれる成分があれに効いてこれにも効いて・・・
バナナに含まれる栄養素がこんなに素晴らしくて・・・
レンコンがインフルエンザ予防に効果的で・・・
アボカドの美容効果がこんなにすごいので1日にこれぐらいは摂りたい・・・
断片的に聞くと確かに間違っていません。
その食材に含まれる栄養素の効能についての説明は恐らく間違ってはいないでしょう。
しかし、
その食材にこだわる必要はありますか?
毎日その食材を食べれば全てが解決するかのように絶対視されていませんか?
いわゆる木を見て森を見ず状態なのです。
病気なんて数え切れないほどあるのですから(まだ発見されていない病気も含めれば本当に未知数です)、
あの病気にはこれが良くて、この病気にはあれが良くて・・・
を繰り返して全ての食材を揃えるなんて非現実的です。
病気そのものとは無縁の最善の健康状態(オプティマルヘルス)になれば根本的に病気を予防できるのに
ひとつひとつの病気を対症療法的に考えていたらキリがないですよね。
例えば、テレビで紹介された食材をあれもこれも食べようとして
- チーズ
- 納豆
- 味噌汁
- キムチ
- 梅干し
- 焼き魚(醤油やタレで味付け)
- 冷奴(醤油で味付け)
など全て食べていたらどれだけ塩分過多になると思いますか?
まさに木を見て森を見ずなのです。
もうひとつ言うと、赤ワインが健康にいいと言われたりします。
赤ワインに含まれるポリフェノール(中でもレスベラトロール)が活性酸素を除去し、抗酸化作用がありアンチエイジングにも・・・
と、ポリフェノールの素晴らしさについて語りながら赤ワインを飲む習慣を勧められているのですが
騙されないでください!
ポリフェノールの効能についてはその通りです。
しかし、だからといって赤ワインにこだわる必要性はありますか?
むしろ赤ワインにはアルコールが含まれており、人間にとってアルコールは毒なので
アルコールを分解する過程で活性酸素が発生します。
この活性酸素は健康的な細胞を傷つけ、老化や病気(がんなど)の原因になります。
ここで気づきませんか?
赤ワインに含まれるポリフェノールが活性酸素を除去するのに
赤ワインに含まれるアルコールが活性酸素を発生させるのです。
なんてひどい矛盾!!
しかも赤ワインに含まれるポリフェノールなんて微々たるものなのです。
そもそも赤ワインはぶどうでできています。
ポリフェノールはぶどう(特に皮)、ブルーベリーなどのベリー系、ピーナッツの渋皮などに多く含まれています。
なのになぜ番組は赤ワインを健康のために勧めるのでしょうか?
これも一つの栄養素や成分ばかりに着目して、木を見て森を見ず状態の最たる例なのです。
医者も本来はレベルがピンキリであるはずが・・・
最近は「医者が教える」という謳い文句の番組が増えてきました。
医者という最強の肩書きがあれば確かに信頼したくなる気持ちも分かります。
しかし、医者でもレベルはピンキリです。
例えば僕の経験談で恐縮ですが
何回も同じ医者のもとに通っても症状が治らず、処方してもらった薬も効果なし。
でも他の病院に行ったらやっと症状の原因が分かって治すことができた。
こういう経験が割と多いのです。
ひどい時は5件も病院を回ってやっと症状の原因を突き止めたことがありました。
母の経験だと歯医者によっては一つの虫歯を治すのに何ヶ月も通わせたり
不必要な部分を勝手に治してお金を多く請求する悪質な医者もいます。
そう考えると一口に医者と言っても
レベルの高い医者とそうでない医者でピンキリですし
良心的な医者もいれば悪質な医者も存在します。
なのに一括りに「医者」という言葉を使って全面的に信用性を担保させるのはどうかと思うのです。
もちろんそこまで考える人が視聴者にはあまりいないでしょうから、そういった人に向けるよりも
大多数の頭の悪い人(言葉が汚くてスミマセン)向けに番組を作った方が儲けられるからマーケティングとしては理にかなっています。
しかしこのカラクリを知らずに健康番組を鵜呑みにするのは正直危ないです。
スポンサーを敵に回す情報を流さない
健康情報としては正しくてもスポンサーを敵に回す情報であれば番組は流しません。
例えば
健康番組のスポンサーに森永乳業とヤマザキパンがいたとしたら(あくまでも一例です)
番組内で「乳製品は体に悪い」とか「パンは体に悪い」とは口が裂けても言えません。
だって森永乳業からお金をもらっているのに森永乳業の売り上げを下げるようなことは言えませんよね。
ヤマザキパンについても同様です。
つまり、情報の正確性よりもスポンサーが命なのがテレビなのです。
視聴者(高齢者)を敵に回す情報を流さない
健康番組を見ると特定の食材を勧める情報が多いことは前述の通りです。
しかし
1日1食がいいとか
断食がいいとか
そういう情報が流れることはめったにないですよね。
実際のところ1日1食や断食を実践している著名人は多くいます。
断食によってサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)が活性化して健康的になったり老化防止になると言われています。
このサーチュイン遺伝子についてはまだ研究段階ではありますが、
カロリー制限をした方が寿命が延びて生き生きしているというのはマウスや猿の実験でも証明されています。
なのに未だにテレビでは1日3食がいいとか、朝食は必ず取らないといけないと言われたりします。
なぜでしょうか?
まず一つに、視聴者層に高齢者が多いからです。
高齢者は1日3食と教育されてきて、それが常識になっているので
健康番組で1日1食にすべきだと言うと高齢者を否定することになり、大半の視聴者を敵に回します。
視聴者が減るとテレビにとっては一大事ですからどうしても高齢者に媚びないといけないのです。
次に、1日1食や断食を勧めると食材が売れなくなってしまうからというのも理由の一つとしてあるでしょう。
特定の食材を勧めた翌日にはスーパーで売り切れ状態になるほどの影響力ですから、
食べないことを勧めるとスーパーの売り上げに響きます。
スーパーにお客さんが来ないと、先ほど例に挙げた森永乳業の牛乳やヤマザキパンのパンなどが売れなくなりますから、
結果的にスポンサーを敵に回すことにもなります。
なので健康番組は特定の食材を勧めることが多いのです。
まとめ
- 健康番組はテレビ側の利害で作られたもの
- 木を見て森を見ずの情報ばかり
- 医者も本来はレベルがピンキリであるはずが・・・
- スポンサーを敵に回す情報を流さない
- 視聴者(高齢者)を敵に回す情報を流さない
自分で記事を書いていて思いましたが、テレビって頭がいいですね笑
やはり歴史がそれなりにある分、利害もマーケティングも緻密に考えられています。
そう考えると法人規模でデリケートな問題を抱えているので芸能人もテレビにいろいろと縛られたり
イメージを悪くしないために大変な思いをされていると思います。
やはり所詮はテレビです。
だからと言ってネットやSNSで流れてくる情報を鵜呑みにしろとは言いませんが
テレビは利害の塊であることは知っておいた方がいいでしょう。
近頃の健康番組の増加を見ていると、裏が見えてきます。
テレビに関しては他の記事でも取り上げているのでよかったらどうぞ^^
コメントを残す