会社員にはラクして稼げる仕事が存在しない理由【マルクスの資本論】

この記事は以下に当てはまる人にオススメです。

  • 割に合う仕事をやりたい
  • ラクして稼げる仕事があればいいのに
  • 出世すれば仕事がラクになると思っている
  • 会社員でも努力すればラクに稼げるようになるはずだ
  • 会社員でも頑張ればいつか報われるはずだ
  • 会社員でも優秀であれば人生幸せになるはずだ
  • 転職してもっとラクに稼げる仕事に就きたい
  • 転職すればバラ色の未来が待っているはずだ
  • ラクに稼げそうな仕事を探している
  • 会社員が肌に合わないと感じている
  • 会社員が嫌というのはおかしいのか
  • 将来独立をしたいと思っている

本記事の内容

  • 資本家と労働者では利害が正反対
  • 資本家は「労働力の再生産」費用を切り詰めたい
  • 労働者は資本主義社会において搾取される立場

今回は会社員にはラクして稼げる仕事が存在しない理由について話します。

「会社員でも出世すれば割に合う仕事ができる」

「ホワイトな会社に転職すればラクに稼げる」

と考える人もいるかもしれませんが

 

残念ながらNoと言わせていただきます。

 

こういった「会社員は報われない」系の話は感情論的に語られがちですが

本記事では感情論ではなく論理的かつ学問に基づいて話します。

というのも、

会社員が報われないのはマルクスの『資本論』で明らかにされてるんですよね。

この理屈に従うと「会社員は世の中の構造的に報われることはない」と言い切れるのです。

 

高校で世界史を学んでいた方にとってはおなじみのマルクスですが、

マルクスがどんなことを言っていたのかを知らない方も多いはず。

『資本論』の全てを話すことは難しいので一部分を分かりやすく説明していきます。

 

これを知ると会社員として働く自分が惨めに思えてくるので注意です。

 

ちなみに僕はスキルアップや実績作りといった目的以外に会社員として生きるのは愚策であり

幸せになれないと思っている人間なので辛辣な書き方をすることをご理解ください

(Googleに就職するとかだと話は変わりますが笑)。

 

資本家と労働者では利害が正反対

まず大前提として資本家と労働者では利害が正反対であることを押さえておきましょう。

資本家とはお金(資本)で労働者を雇い、さらにお金(利益)を増やしていく立場の人です。

会社に出資している人や株主が資本家にあたりますが

ほとんどの会社は社長や役員といった経営者が大株主なので

「資本家=経営者」と考えても大きく外れることはないでしょう(厳密には違いますが)。

それでも理解に苦しむ方は

  • 資本家=雇う側
  • 労働者=雇われる側

と考えてOKです。

 

話を戻しますが、資本家と労働者では利害が正反対です。

結論から言うと

  • 資本家・・・いかに少ない人件費でたくさん働かせるか(売上のためにも)
  • 労働者・・・いかに賃金をもらって働かなくて済むか(ラクしたい)

ということになります。

要するに資本家は労働者を安くこき使いたいわけで、

労働者は金もらってラクしたいという食い違いがあるのです。

 

利害が正反対である以上、労働者はどんなにラクに稼ぎたいと思っても

資本家は自らの利益のためにそうはさせてくれません。

では両者の利害がぶつかり合う中でどのように賃金、つまり給料が決まっているのでしょうか。

 

資本家は「労働力の再生産」費用を切り詰めたい

ここがマルクスの資本論における大事な考え方なのですが、

「労働力の再生産」という言葉があります。

 

資本家は労働者が持つ労働力をお金で買っているのですが、

労働者も人間なので1日働いていると疲れが溜まりお腹も空くので

労働力が徐々に消耗していきます。

さすがに一睡もさせずに毎日働かせると死んでしまうので

1日の仕事が終わったら帰ってご飯を食べたり寝てもらうことによって

翌日には労働力が回復された状態で働いてくれます。

 

ここで言う、ご飯を食べることと寝ることが「労働力の再生産」です。

資本家は労働力を何年経っても使い続けるために労働者を死なない程度に

家賃分や生活費分を賃金(給料)という形で与え、生かしているのです。

 

仮に月3万円しか与えなければ労働者は生活できないのでもっと与えることになるのですが

だからといって毎月50万円や100万円を与えるわけにはいきません(よほど偉い役職でない限り)。

 

ここで賃金を下げすぎず上げすぎず調整していきます。

家賃・光熱費・通信費・食費といった最低限必要な分は用意しますが

それだけだと労働者には何の楽しみもなくて生きた心地がしませんよね。

少しぐらいは楽しみを与えなくては長く働いてもらえません。

 

なので適度に

  • 娯楽で使える分
  • 社内付き合いで使える分
  • 家族に使える分
  • 恋人に使える分
  • ・・・

といった費用も贅沢できない範囲でそれなりに用意してあげた結果、

月に15万円や20万円、家庭を持つ年齢だと30万円とかになるわけです。

 

このように資本家はあくまで労働者の労働力を再生産し続けるために

労働者を生かしつつ贅沢のできないギリギリの範囲まで費用を削って

労働力を買っているわけなんですね。

 

つまり、会社からすれば労働者の人生なんてどうでもよくて

あくまで労働力を長期間こき使って会社の利益を最大化できればそれでいいのです。

 

会社は労働者の人生を守るつもりもなく、利益が出なければ簡単に切り捨てられます。

今の時代は法律上簡単に社員をクビにできませんが自主退職を促したり

辞めたいと思わせるための嫌がらせや不公平な扱いを平気でやれますからね。

 

そう考えたら会社に感謝ってどれだけ奴隷根性丸出しなんだろうと思いませんか?

 

労働者は資本主義社会において搾取される立場

世間の一般的な価値観として「社会主義(共産主義)が悪で資本主義が正しい」

という風潮がありますが、

あなたが資本家ではなく労働者の立場であるなら資本主義社会は人生ハードモードですよ。

なぜなら資本主義社会の構造が労働者を搾取するようにできているからです。

 

例えば資本家が月20万円で1人の労働力を買ったとして、

その労働者が労働力を月20万円分しか価値提供できなければ

利益0円で会社は潰れます。

 

なので労働力には「月20万円分の価値」と「+αの価値」が必要になります。

この「+αの価値」(剰余価値と言います)が会社の利益になり、

その利益でさらにたくさんの労働力を買って(労働者を増やして)事業拡大します。

 

するとますます「+αの価値」が最大化していくので資本家が富を蓄えていき、

ゆくゆくは資本家の会社が市場を独占し、他の会社は競争に負けて潰れます。

 

独占してからは労働者は劣悪な労働条件下で働かされることになります。

なぜなら他に働き口がなくて今の職場の条件を受け入れるしかないから。

 

こうやって労働者はどんどん貧しくなっていき、資本家は裕福になっていくのです。

 

そして最終的には労働者たちが一致団結して反乱を起こし、

資本主義社会は崩壊するとマルクスは予言しています。

 

もうあなたは心当たりがありませんか?

実際に電通やワタミなど業界大手がブラック企業として摘発されましたよね。

 

さらに言えば

大手企業は先ほどの「+αの価値」で資本を蓄えているので事業を効率化する余裕があり

コストを減らして商材を安売りできるので中小企業は価格競争で負けます。

すると中小企業もまた競争で生き残るためにブラック企業と化します。

 

ここはマルクスの話とは少しズレますが、

結果的に大手企業も中小企業もブラックなので

労働者は他に良い働き口がなくて搾取され続けるという流れが出てきています。

 

要するに

完全に独占とまで行かなくても結局は労働者が消耗する社会を迎えることになりました。

 

まとめ

  • 資本家と労働者では利害が正反対
  • 資本家は「労働力の再生産」費用を切り詰めたい
  • 労働者は資本主義社会において搾取される立場

今回は会社員にはラクして稼げる仕事が存在しない理由について話しました。

マルクスの資本論を基に「資本主義社会においては労働者は報われない運命である」という話でした。

労働者である時点で割に合う仕事もラクに稼げる仕事もないのです。

 

少し前だとフランスの経済学者ピケティさんも金持ちとそれ以外の収入の違い(r > g)という視点で

マルクスと同じように「資本主義社会ではどんどん貧富の差が大きくなる」と結論づけています。

 

そう考えると資本主義に対する社会主義は世間で過小評価されすぎなのではと思ってしまいます。

スターリン独裁や北朝鮮のせいで社会主義は悪いイメージがついてしまった感があるので

今のところマシなのが資本主義ということになってしまうのでしょうね。

 

資本主義のデメリットを埋めるための対策として、

ベーシックインカム(政府が国民に生活費を毎月支給する制度)を

提唱する著名人(ホリエモンやひろゆきさんなど)も多いですが

政府の大幅な財源見直しが必要なので政治家は誰もやりたがらないでしょうね。

 

もうアルバイト・会社員・派遣は全てオワコンということなので

それらで一生食っていこうと考えずに

  • 副業
  • 起業
  • フリーランス(個人事業主)
  • 投資家
  • 資本家

といった生き方をしたり、それら複数を組み合わせる方が人生の質を高める上で得策かもしれません。

会社はあくまで独立のためのスキルアップとして利用した方が良さそうです。

少なくとも日本の現状を見ると徹底的に個人主義に生きる方がいいと僕は思います。

具体的な話は以下にまとめております。

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