この記事は以下に当てはまる人にオススメです。
- 上司がうざい
- 上司が人間的にゴミすぎて憂鬱だ
- 鬱病になったことがある
- クソ上司にうんざりしている
- どこの会社に行ってもクソ上司に遭遇してしまう
- なぜ世の中にクソ上司が多いのか知りたい
- 自分はクソ上司みたいな人間になりたくない
- 世の中の仕組みを知りたい
本記事の内容
- 権力を持つと共感能力が下がる
- サンクコストバイアスによって生まれたプライド
- 心身が不健康で正常な判断ができない
- 中間管理職というクソ上司化構造
今回は上司がバカで無能なゴミになる理由について話します。
誰もが必ず遭遇する「クソ上司」という生き物。
バイト先の嫌味なおばさんや高圧的な店長、就職先の理不尽上司、偉そうな役員…
本当にうんざりしますよね。
僕もこれまでに出会った上司の大半を見下しています笑
そもそも奴らのような生き物はどのように誕生したのでしょうか。
たまたま自分のいた会社だけ異常なのかと思ったらどこに行ってもクソ上司は存在します。
偶然生まれたじゃ説明がつきませんよね。
なぜこのようなクソ上司が存在するのか、それについて僕もかなり考えました。
そこで僕が分かったのは、
世の中にクソ上司を生み出す構造ができているということです。
クソ上司というのはその人の個人的な人間性というよりも結果的になってしまうものと言えます。
僕らもよほど意識しない限り自然とクソ上司化してしまう可能性があるので
今回はその仕組みを知り、クソ上司の生態を明らかにしていきましょう。
権力を持つと共感能力が下がる
クソ上司化する理由のひとつに
権力や地位が高い人間ほど共感能力が下がる
というのがあります。
賢い人はこれを聞いただけで「あー確かに」と身近で心当たりがあるかもしれません。
上司は部下の苦労に共感する能力がないために、見当違いなことを言い出すのです。
会社内でよくあるのが上層部の理想論と現場の状況との乖離です。
ここがうまく噛み合わずに現場の方に何もかも押し付けられるというパターン。
政治の世界でもこういうことありますよね。
政治家が国民に対して的外れなことを言って、国民の反感を買ったり。
- 桜田前五輪相「子供は3人産みなさい」
- 麻生財務相「子供を産まない奴が悪い」
- 鳩山由紀夫前首相「今のサラリーマンは平均年収1000万くらいですか?」
国民の生活水準を理解していたらこのような発言は考えられませんよね。
歴史を見ても権力者とそれ以外の間でこのようなことは普遍的に繰り返されているのも想像しやすいのでは。
権力を持つと共感能力が下がるという話はメンタリストDaiGoさんも解説されています。
カリフォルニア大学の研究によると、お金持ちや権力者になると他人の気持ちを読み取ることが苦手になるデメリットが出るということがわかっています。
その結果、教育レベル・収入レベル・社会的地位が高くなればなるほど相手の感情を読み取るのが苦手になる傾向があるという結果が出ています。
地位が高くなったりお金持ちになったり、自分ですべての決定を下しそれにまわりがついてくるような(特に、まわりにイエスマンしかいない)状態になると、他人に共感する必要がなくなります。むしろ、必要になる能力は他人を牽引する能力や他人の感情に流されないで残酷な決定も出来る能力です。ですから、非共感能力(鈍感力)に頼るようになっていくわけです。
それから「初心忘るべからず」という言葉がありますが、
これも上級者が初心者の気持ちを忘れてしまいがちという今回と似た話になるのではないでしょうか。
サンクコストバイアスによって生まれたプライド
次にクソ上司化する理由を挙げるなら、
サンクコストバイアスによって生まれたプライド
があるのではないでしょうか。
サンクコストバイアスについては当ブログでも何度か登場しているのですが一応説明を。
サンクコストバイアスとは、「何かに手を出したり買ったり関係ができた時に、お金や時間を既に使ってしまい回収不可能なため後には引けなくなり、合理的な判断が難しくなる人間の認知的な傾向」
ちょっと難しく感じてしまうかもしれませんがもっと簡単に解釈すると、
「お金・時間・労力をかけたものに愛着や未練が湧いてしまう心理」
と言えます。
クソ上司、特に老害上司はこのサンクコストバイアスで説明がつきます。
老害上司がよく口にする
- 「俺の時代はこうだった(美談)。だからお前は甘い」
- 「そんなものは邪道だ」
- 「〜すべきだ(価値観の押し付け)」
といった言葉は
自分が苦労してきた過去を価値があるものとして肯定したい心理があるのです。
部下が自分よりも簡単に効率よくできてしまうと
自分が過去に費やしてきた時間と労力を否定することになります。
だから自分の立場を守るために必死で他のものを否定するんですよね。
本当に優秀な上司なら
「なるほど、こういうやり方(考え方)があったのか!」
と納得して合理的に良いものを取り入れるはずですよね。
それができないということはサンクコストバイアスで生まれた無駄なプライドに支配されているということになります。
心身が不健康で正常な判断ができない
これは労働環境が悪い職場に多いのですが、
心身が不健康で正常な判断ができない
という上司もたくさんいます。
労働環境が良い職場なんてぶっちゃけ成長しているIT企業以外にほとんどないでしょうね笑
労働環境も待遇もひどい仕事といえば
- 保育士
- 介護士
- 学校教師
- 飲食店スタッフ
- 銀行員
- テレビのディレクター
などが挙げられますが、僕の経験上では飲食店の殺伐感は異常なレベルです。
ハードな肉体労働・忙しさ・理不尽クレーム・時給の低さのせいか
すぐに怒鳴る人が多くて学生バイト時代は本当に萎えました。
特に社員はシフトの穴埋めで生活リズムがおかしくなり、
慢性的な寝不足なので感情を抑えることがなかなか難しいんですよね。
労働環境が良ければ心身も健康になりやすいので精神的にも余裕ができるもの。
人間は結局、脳に支配されている生き物なので
不健康で自制心が崩壊すれば誰だって感情的になります。
労働環境の良い職場がどれだけ重要なのかということですよね。
中間管理職というクソ上司化構造
これまでは上司全般に当てはまる理由を挙げましたが、
中間管理職に関してはさらなる追い討ちが待ち受けています。
ある意味で中間管理職はかわいそうな立場でもあります。
以下のツイートをご覧ください。
ある意味で中間管理職はかわいそうな立場。
なぜなら
・自分の立場を守るために上に逆えない
・仕組みは上が作るので自分が作り直す立場ではない
・仕組みを変えられないなら下を無理やり従わせざるをえない
・下の人達に嫌われる
のでクソ上司化する構造ができあがってる😇
— とよでぃ@キレイ事よりも論理 (@toyotaro0420) December 31, 2019
人を動かしたいなら善意に訴えるんじゃなくて
相手の欲求とか利益構造を考えて仕組みを作らないとダメだよ。
良くも悪くも人間は自分が得するように動く生き物だから。
根性とか命令とか善意とか思いに頼る人間は無能。
それで従わない人には威圧すればいいと思うのがクソ上司たる理由
ある意味で中間管理職はかわいそうな立場。
なぜなら
・自分の立場を守るために上に逆えない
・仕組みは上が作るので自分が作り直す立場ではない
・仕組みを変えられないなら下を無理やり従わせざるをえない
・下の人達に嫌われる
のでクソ上司化する構造ができあがってる
書いてあることそのままですが、
中間管理職は必然的に無理やり部下を従わせないといけない構造になっているのです。
で、これまでに挙げてきた様々な理由も組み合わさってクソ上司のできあがり。
そう考えたらクソ上司にならない方がよっぽど難しいのです。
ある意味でクソ上司も被害者の一人と言えます。
まとめ
- 権力を持つと共感能力が下がる
- サンクコストバイアスによって生まれたプライド
- 心身が不健康で正常な判断ができない
- 中間管理職というクソ上司化構造
今回は上司がバカで無能なゴミになる理由について話しました。
クソ上司はなりたくてなるのではなく、結果的に無意識になってしまうもの。
この構造を理解しておけば自分がクソ上司になるのを防げるかもしれません。
とはいえ日本の現在の経済状況を見る限りでは
医者かIT人材になる以外は正直得策ではないと思うので
クソ上司になりたくないなら自分の人材価値を高めて良質なIT企業に就職するか、
何かのスキルを持ってフリーランスや起業家として生きる方が良いのではないでしょうか。
でなければ尊敬できる上司なんて幻想だと思った方がいいでしょう。
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