この記事は以下に当てはまる人にオススメです。
- テレビタックルのネット規制論争を見たことがある
- ネットの普及によって犯罪が増えると思う
- ネットは悪質な犯罪を助長していると思う
- ネットは規制するべきだと思う
- ネットは規制するべきではないと思う
- ネットは犯罪の助長とは関係ないと思う
- ネットはむしろ犯罪を抑制すると思う
- ネットと犯罪の関係性を知りたい
本記事の内容
- テレビタックルのネット規制論争について
- ネットが普及すると闇が暴露されていく
- 将来の被害者が減ることで社会に恩恵が来る
- 貧しい人でも勉強できる環境が整う
今回はネットが普及するほど犯罪が抑制されると言える理由について話します。
ひと昔前にネット規制論争がメディアをにぎわせていました。
ちょうど2ちゃんねるが流行り出したりホリエモンが有名になり始めた頃のことです。
当時は2ちゃんねるなどの掲示板に不特定多数の誹謗中傷や犯罪予告の書き込みが蔓延していたのが話題になっていましたよね。
そんなネットがここ10年で通信環境も整備されてきてスムーズに動くようになり、
ガラケーからスマホになってネットサーフィンもしやすくなりました。
TwitterやFacebookといったSNSもかなり普及し
Googleの規制のおかげで迷惑なサイトがどんどん除外されて快適になりました
(ネットビジネスやWebマーケティング関係の人におなじみのパンダアップデートなどのことです)。
また、GoogleがYouTubeを買収してから一気にYouTubeが身近なものになりました。
少し前までは娯楽のイメージが強かったYouTubeですがこの1年で有益な情報を発信するユーチューバーも急増しました。
この流れを見ていくとネットが犯罪を助長するどころか
むしろネットのおかげで犯罪が抑制されて被害者も減ることになるんじゃないかと僕は思います。
なぜそのようになるかについて順を追って解説していきます。
テレビタックルのネット規制論争について
知る人にとっては懐かしい「ビートたけしのTVタックル」のネット規制論争について振り返りましょう。
ご存知ない方は以下で動画を見てみると分かります。
いろんな意味でとにかく面白いです笑
(直接その動画をこちらに貼り付けたいところですが、何度も削除されては再UPされての繰り返しなので検索結果をリンクにしました。削除されたままで見つからなければゴメンナサイ)。
議論のテーマはインターネットに規制は必要かどうかです。
規制は必要だとする3人組(ジャーナリスト・弁護士・政治家)と
規制は反対だとする2人組(ホリエモンとひろゆきさん)
の議論です。
動画をご覧いただくと分かるのですがホリエモン&ひろゆきさんが論破しまくって圧勝しています。
規制が必要だとする3人組の主張は
- ネットが犯罪の温床になっているので規制すべきだ
- ネットを実名登録制にすればいい
一方で規制は反対だとする2人組の主張は
- ネットが普及する前から犯罪があって、ネットでそれが可視化されたにすぎない
- 韓国では実名登録をしても犯罪は減らなかった
- 日本で規制しても海外サーバーを使われると裁けないので規制は無意味
といった内容で、規制派の3人はそれ以上主張を広げることができませんでした
(3人ともネットを使った職業ではないので知識不足なのは仕方ありませんが)。
この議論に関して僕の見解を話しますと、
規制は無意味という主張に賛成です。
規制しようと思っても非常に難しいのは事実なので。
ただ、ネットがきっかけで発生している犯罪があるのも事実です。
ネットがなければ知り合うこともなかった人と出会って犯罪に巻き込まれているケースもありますし
今だってTwitterで「闇バイト」と検索すれば危なそうなバイトを募集する人と希望する人がたくさん出てきますから。
おそらく薬物の輸送や振り込め詐欺の手伝いといったところでしょう。
ネットのせいで犯罪が急増したとまでは言いませんが(そういう明確な統計データがない限り)、
やっぱりネットきっかけで犯罪が発生するのは否めません。
ネットが普及すると闇が暴露されていく
ネットきっかけで犯罪が発生している事実もあるという話をしましたが、
これはネット普及の黎明期(れいめいき)だから深刻化したのであり
ネットが普及するにつれてむしろこういった犯罪が減っていくのではないかと思っています。
なぜならネットに限らずあらゆる分野において黎明期では
- 法律が整っていない(抜け道だらけで無法地帯)
- 設備が整っていない(普及していないため)
- 情報源が少ない(上に同じ)
- 情報弱者が多い(カモれる相手がたくさんいる)
- その分野を知る人と知らない人で情報格差が大きい
という特徴があるからです。
これは最近だと仮想通貨によく当てはまっているのではないでしょうか。
- 仮想通貨に関する法的な扱いや税制がなかなか固まらずグレーゾーンがあった
- 仮想通貨取引所のセキュリティが甘くて盗難に遭った
- ネットで仮想通貨の情報が分かるが現在ほど日本語情報が充実していなかった(情報の信憑性も分からない)
- ビットコインというキャッチーなワードを使った詐欺(ハイプ)が流行った
- ブロックチェーンが好きな技術マニアとそれ以外で知識に雲泥の差があった
つまりネットだろうが仮想通貨だろうが黎明期はどうしても一般大衆の理解不足による被害が出てきてしまうものなのです。
こんなにネットが普及した現在ではもうネット上に
「あああああああああ」とか「氏ね」などの典型的な荒らしをする人もだいぶ見かけなくなりました。
TwitterのクソリプやYouTubeのクソコメも毎度おなじみすぎてもはやネット利用者にとっても耐性がついてきています。
ネットの普及と共にだんだんと定着し落ち着いてきているのです。
最近だとSNSやブログのおかげで様々な業界の闇が暴かれたり、告発され拡散するようになりました。
大企業の異常なまでの長時間労働やセクハラがあると素早く拡散され炎上していきます
(中にはバカッターと言われる、アルバイトの不適切な行為が拡散されて損害賠償請求される人もいますが笑)。
また、テレビのヤラセやメディアの闇についても次々と晒されるようになり
そのおかげで一般大衆(中でもネットに強い世代)が世間の常識にとらわれず賢くなってきた感があります。
要するにネット(特にSNS)が一種の通報システムかつ情報共有の場になってきているのです。
ブラック企業はすぐ悪評が立って求人募集で人が集まらなくなり、
まずい店もお客さんが来なくなって美味しい店が知られるようになりました。
企業側が労働者や消費者の視点に立つことが求められるようになってきています。
昔だったら閉鎖的で誰にも知られることのなかった違法労働やセクハラ、暴力行為も
ネットのおかげで表層化されてきているのです。
こうやって社会の闇が次々と暴露される真っ当な世の中になってきています。
ネットがなければ誰にも知られず静かに苦しみ続ける人がもっと大勢いたことでしょう。
将来の被害者が減ることで社会に恩恵が来る
今は分からないことがあればネットで調べるのが当たり前になってきていますが
ネットがなかった時代は事前に調べることができないので
- 何も知らずに超絶ブラックな就職先に入ってしまう
- 行ってみた店にぼったくられてしまう
- 粗悪品を知らず知らずに買ってしまう
- 治安の悪い地域で不用心に悪い人に騙されてしまう
といった被害に遭いやすくなるのです。
しかもそれらを当たり前だと思い続け、自分が被害者であることに気づかないのです。
なぜなら他の世界を知らないから。
ネットがない閉鎖的な状態では何が健全で何が健全でないかの判断材料がないので
闇に気づかないまま搾取され続けてしまうのです。
今では何かをする際には事前に調べるのが当たり前になってきているので
あまりにも評判が悪ければそれを避けることができます。
また、自分が被害に遭ったときもまず何をすればいいのかを調べることができるので
ブラック企業にハマったときの対処法も残業代請求方法もすぐに分かります。
ネットの情報が整備されたおかげで悪いものを避けつつ、いざ不当な目に遭ったときも安心できるのです。
最近だと正義感あふれるユーチューバーがマルチ商法の闇を暴露したり、
悪質な投資案件や情報商材について解説してくれたりするので
詐欺師や胡散臭い自称成功者がだいぶ淘汰されてきたように感じます。
こうして真面目な人や将来有望な人がブラック企業で人生を壊されたり
マルチ商法や投資案件で多額の負債を抱えることが未然に防げるので
将来の被害者が減っていきます。
優秀な人が鬱病になって仕事ができなくなったり
借金返済のために日銭稼ぎするなんて社会にとって損失にしかなりません。
優秀な人が活躍できる社会になるだけで
今後の社会にとっては大きなプラスになります。
これからさらにネットが普及するとより健全な社会ができてくるでしょう。
貧しい人でも勉強できる環境が整う
これは犯罪抑制の話からそれるのですが、
ネットの普及のおかげで貧しい人でも勉強できる環境が整いました。
例えばマーケティングについて学びたいけど本を買うお金がなければ
ネットでマーケティングについて調べるとこれでもかというほど情報が出てきます。
具体的に言うと
- SNS
- SEO
- リスティング広告
- LP
- アナリティクス
- コピーライティング
など様々な情報が網羅されています。
その道のプロが書いたブログだってあります。
本を買わなくても誰だって勉強するチャンスがあるのです。
英語を学びたい人は英会話教室に通う必要もありませんし、教材を買う必要もありません(TOEIC対策するなら別ですが)。
YouTubeで「english listening」とか「english lesson」と検索すればネイティブスピーカーによる良質な英語レッスン動画がたくさん出てきます。
聞き取るのが苦手な人は字幕設定もできるし、音声速度も早めたり遅めたりできます。
ちなみに僕がオススメするのはこちらのジェニファー先生の動画です。
聞き取りやすく易しい英語で英語の説明をしてくれるので非常にためになります。
英語を学びたい方はジェニファー先生のチャンネル登録をしておくといいですね。
「JenniferESL」とYouTube検索すると出てきます。
海外の英語の授業はこのように英語で英語を学ぶことが多いので日本人よりも英語が話せるノンネイティブが多くいるようです。
無料でこんなに英語が勉強できるなんて素晴らしい時代になりましたね。
英会話スクールに年間数十万円かけるなんてバカらしいです笑
同じくプログラミングもYouTubeで「php tutorial」と検索すれば初心者に易しい動画解説が英語でたくさん出てきます。
極論、プログラミングも無料で学べてしまうのです。
お金のない人でもネットさえあればいくらでも勉強できる時代なので
貧乏でも努力次第で活躍できるチャンスがあるのです。
そうすれば貧乏な家庭からも優秀な人が誕生して社会で活躍できるのでやはり社会に恩恵を与えます。
貧しい人に限らず、自分の人生をよくしたい人はネットをうまく活用すれば
手に入れたいスキルをかなりの低コストで習得できます。
もう完全に自分の努力次第になるので勉強する環境がないとかお金がないという言い訳はできません笑
まとめ
- テレビタックルのネット規制論争について
- ネットが普及すると闇が暴露されていく
- 将来の被害者が減ることで社会に恩恵が来る
- 貧しい人でも勉強できる環境が整う
今回はネットが普及するほど犯罪が抑制されると言える理由について話しました。
ネットの黎明期はどうしても世間の理解不足(リテラシーがないとか)によって犯罪に巻き込まれるケースが目立ちますが
普及すればするほど健全な社会へとなっていき、悪いものが淘汰されていくことになります。
また、ネットのおかげで自分の身を守るための情報や手段を知ることができるので
企業よりも労働者や消費者の立場を強くすることにも繋がります。
さらには貧困に苦しむ人にも学びの環境ができて優秀な人が増えていきます。
これからもっとネットを有効活用していきたいですね^^
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