この記事は以下の悩みを持つ人にオススメです。
- いつも人間関係のストレスで疲れている
- 悩みが多くてしんどい
- くよくよ悩みやすい性格をなんとかしたい
- やらないといけないことが多すぎて毎日に息苦しさを感じる
- 完璧主義をなんとかしたい
- もっと気楽に生きたい
- 悩まない人が羨ましい
こういった人たちの悩みを解決していきます。
今回は悩みやすい人がどうやって悩みを減らすのかについて話していきます。
僕もあれこれ考えるタイプで非常に悩みやすいタイプですが
極力余計な悩みに時間とストレスがかからないように試行錯誤しています。
昔は特に人間関係で鬱になり、自分自身に存在価値を見出せなくて毎日無力感を感じながら
絶望して学校に通っていました。あのときは受験勉強や借金、営業よりも何十倍も苦痛でした。
それから人間関係や心理学、営業をひたすら勉強してあらゆる人との関わり方を熟考しつつ
人間観察の一環で悩みやすい人とそうでない人の違いも見てきました。
本記事ではそこから得た考察をまとめていきます。
本記事の結論
真面目を断捨離しよう
以下で具体的に解説していきます。
4分ほどで読み終えるのでぜひ最後までお付き合いくださいませ。
目次
悩む人は真面目な人
見出しの通りです。悩みやすい人は真面目な人なのです。
逆に言うと不真面目な人はいちいち悩みません。
学校のテストで90点以上取れなくて悩むのは勉強に対して真面目な人で
勉強する気がない人にとっては30点を取ろうが悩みません。
結局、悩みがあるということはそれに関して真面目だからこそできているのです。
悩むことは悪いことではありません。
しかしあれもこれも何もかも真面目にやろうとすると、いわゆる完璧主義になってしまいます。
そうすると生きているだけで何もかも悩みが出てきて生きづらくなります。
これは昔の自分がまさにそうでした。
「悪いことがあれば全て自分のせい」
「何もかも間違っている自分はもう信用できない。人の言う通りに生きないと自分には価値がないし、いつまでも落ちこぼれにしかなれない」
「何もかも解決しないと気が済まない。完璧な自分でいないといけないから」
と、生きることが何かの義務や使命感でしかありませんでした。
自分で言うのもなんですが、生真面目すぎたので悩みに押し潰されて
誰かを羨ましく思うと家に帰って一人で泣いたり絶望していました。
極端な例でしたが、悩みやすい人は心が弱いのではなく真面目な人なのです。
頭がちゃらんぽらんな人は何もかもどうでもいいので悩みません。
特に生真面目な人は悩みが多すぎて疲れてしまいます。
「八方美人」「美人薄命」という言葉がありますが
ここでいう美人は本当に真面目なんだと思います。
誰にでも真面目にうまく接しようとするからストレスが溜まって短命に終わってしまうのでしょうね。
真面目を断捨離しよう
そこで、悩みやすい人に一つ提案があります。
悩みを減らすために「真面目を断捨離」しませんか?
「断捨離」は、やましたひでこさんが提唱されていて(僕は本を読んだことがあります)
本来は部屋をキレイにするために余計なものを買わず
いらないものは捨て、物への執着を手放すことで気持ちよく生きていこうという話です(すごくザックリですが^^;)
その「断捨離」の考えが部屋の片付けに限らず
最近では人間関係や時間の使い方にも応用されてきているのですが
僕はそこで『真面目も「断捨離」しようよ!』って言いたいのです。
真面目をやめよう的なことが書いてある本やサイトもありますが
真面目に取り組むこと自体をやめると成長が止まったり、人として終わってしまう気がします。
例えば仕事を不真面目にやってお客さんに不快な思いをさせることを良しとするなんておかしいですよね。
そこはやっぱりお金をいただいている以上それに見合ったサービスを提供する義務があるわけですから
真面目にプロ意識は持たないといけません。
なので真面目をやめるのではなく、真面目にすることを絞っていった方が悩みは減っていきます。
要は真面目になるべきこととならなくていいことを分けてしまいましょうということです。
仕事は真面目にすべきだけど人間関係は真面目にしなくていい
仕事を真面目にすべきなのは前述の通りです。
手を抜いた仕事をしていいなんてお客さんに失礼ですよね。
では真面目にしなくていいことはなんでしょうか?
僕が一番思うのは「人間関係」です。
どんなに性格が素晴らしくて、どんなに能力が高くても必ず人間関係の問題は付いてきます。
あなたの問題ではないのにつきまとってきます。
あの羽生結弦選手だってイジメに遭っていたという話ですから。
【胸クソ注意】羽生結弦くん、学校で壮絶ないじめに遭っていた 座席に焼きそばをかけられるなど明らかに異常なものまで : https://t.co/LkMzxKM2OR pic.twitter.com/GQb763NOUJ
— たると (@tarte25252) December 3, 2015
また、世の中の人間全員を納得させる行動を取るなんて不可能です。
全ての人を納得させる難しさ。 pic.twitter.com/QW3Dzvn3XO – Togetter https://t.co/csn6g4pLQb @togetter_jpさんから
もうこれだと思う。何言っても文句いうやつはいるからまともに反応してはいけないのよ。
— おるど野戦パン焼き中隊@_(:3」∠)_=3本決算中 (@HoI2_oldwing) August 29, 2018
ここまで見るともう分かると思いますが
人間関係を全て円満にうまくいかせるなんてどれほどのスペックをあなたが持っていても不可能なのです。
ということは人間関係を真面目に考えて悩むことが本当に無駄ということです。
- いじめはやめましょう
- 平和が大事
- みんな仲良くね
- 喧嘩したら仲直りしましょう
- 雨降って地固まる
などキレイな言葉をよく聞きますが
世の中はかなり理不尽で残酷です。僕もいろんな目に遭ってきました。
話し合えば解決するのであれば世の中に裁判も外交問題も戦争も存在しないはずですよね。
人間関係なんて真面目になっちゃダメですよ。自分が消耗することになります。
人間関係は双方で成り立つもの
仮にあなたが誰かと揉めたとします。
勇敢で素直なあなたはその相手に仲直りをしようと歩み寄ります。
けれども相手は無視をしてきたり、避けたり悪口を言ってきたりするとします。
あなたは自分を責めますか?
真面目な人はここですごく落ち込みます。全て自分が悪いんだと。
そうするとあなたが一方的に抱え込むことになってしまいます。
アニメやドラマの世界であればあなたのような善人に相手は心を開いて円満に終わりますが
世の中そんな簡単にはできていません。
意外と善人が苦労するようにできているのです(「公正世界仮説」でググってみてください)。
結局はアニメやドラマは善人が報われるという教育目的や売れる台本パターンに沿ってできているのです。
真面目な人は善人にならなければいけないとか、相手に歩み寄らないといけないという正義を鵜呑みにしているのでうまくいかないとストレスになって悩みます。
喧嘩になった原因も自分に非がなくても謝ってしまうのが生真面目な人の特徴です。
でも考えてみてください。
人間関係は片方が歩み寄ってももう片方にその気がなければ仲良くならないと思いませんか?
つまりは双方あってこそ人間関係が成り立つのです。
あなただけが一方的に良くても人間関係は良くなりません。
どうか自分を責めないでください。
例えばキャッチボールで自分が相手に取りやすいようにボールを投げたとしても
相手にボールを取る意思がなければそもそもキャッチボールなんて成立しませんよね。
この時点で対等な関係になっていません。
対等な関係でない時点で仲直りとか以前にそもそも健全でないのでこの際ずっと放置しておいてOKです。
関係修復しようとがんばらなくても普通に接していく中で自然と関係修復の機会があればその流れに身を任せればいいのです。
本当に大事な関係ならまたいつか繋がるわけですから。
無理に仲良くしなくていい
前の話に続きます。
八方美人な人にありがちですが
喧嘩相手が大した友達でもないような人だとしても仲良くなろうとします(先輩だから、クラスメートだから、同僚だから、上司だから・・・とか)。
しかし考えると分かるのですが、一緒にいて楽しい人でもないのにその人と無理に仲良くなるメリットはどこにあるのでしょうか?
離れる人は離れる、くっつく人はくっつく
そうやって割り切ってしまって
真面目に人間関係を考えて悩むのはやめてましょう。
もっと自分のためになる悩みに時間を使いましょう。
他にも「上司と仲良くしなきゃ」という八方美人のために言いますが
仕事においては上司の言うことを聞く義務が部下としてあるわけですが
プライベートにおいては無条件に上司の言うことを聞く義務がどこにあるのでしょうか?
そこに関してはもう義務ではなく義理です。
人間的に魅力のある素敵な上司であれば義理を使えばいいですが(こういう上司こそ人間力があると言えますよね)
そうでない上司ならプライベートでは無視してOKです(プライベートでも言うことを聞かせようとするのであれば職権乱用と言えます)。
義務や権利意識を持ちましょう。
それが理由で不当に減給やクビにされるのであれば証拠を取って本社に文書で請求し
断られたら労働基準監督署に申告しましょう。
もう一度言いますが真面目に人と仲良くしようとがんばるのは本当に無駄です。
むしろあなたが強くならないと弱者として虐げられます。
その悩みは自分にコントロールできるかできないか
悩みを断捨離する上で大事な判断基準があります。
「その悩みは自分にコントロールできるかできないか」
です。
親が抱える問題、友達が抱える問題、職場で抱える問題
これらについて過剰に自分が悩んでいませんか?
こういったことに悩む人は本当に相手思いの素敵な心の持ち主ですし真面目で誠実な人だと思います。
しかしその問題はあなたにコントロールできる問題ですか?
親が抱える問題は親の選択によってできたもの
友達が抱える問題は友達の選択によってできたもの
職場で抱える問題は上司によってできたもの
あなたが必要以上に悩む必要はないのです。
よくある例が
大学生アルバイトが職場で店長から
「人手が足りないから辞めるなよ」
「試験とか関係ないからシフト入って」
と言われて悩む人がいます。
ん?おかしいと思いませんか?
その職場に人手が足りないのはいろんなアルバイトがそこを辞めたいと思わせる職場環境を作った店長や会社が悪いのでは?
人手が足りないのは私のせいではないですよね?
なぜその負担をさも当然のように私に要求するんですかね?
と気づくとこれは自分とは関係ない問題であり、
店長や会社に問題がある以上自分にコントロールできる悩みでもないのです。
これも真面目な人は自分が悪くないのにも関わらず悩んで無理をしてしまいます。
こういった悩みも断捨離しましょう。
この、他人の選択による問題や自分にコントロールできないことに関しては
アドラー心理学における「課題の分離」を調べるとより深まるので興味のある人は
ググったりアドラー関係の本を読んでみてください^^
結論
悩みやすい人が悩みを減らして生きやすくするには
真面目を断捨離しよう
ということです。
項目をおさらいすると
- 悩む人は真面目な人
- 真面目を断捨離しよう
- 仕事は真面目にすべきだけど人間関係は真面目にしなくていい
- 人間関係は双方で成り立つもの
- 無理に仲良くしなくていい
- その悩みは自分にコントロールできるかできないか
もっと深めたい人は
「公正世界仮説」と
アドラー心理学における「課題の分離」
をぜひ調べてみてください。
真面目を断捨離して悩みを減らし、もっと自分のためにラクになりつつ成長していきましょう(´ー`)
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