この記事は以下に当てはまる人にオススメです。
- 会社の人間関係にうんざりしている
- 職場の人間の民度が低い
- 転職先でまた人間関係のトラブルが起きないか不安である
- 上司に目をつけられたくない
- なるべく会社の人間と関わりたくない
- 会社での仲良しごっこが気持ち悪い
- 協調性という名の足の引っ張り合いが嫌いだ
- 人付き合いはドライでいたい
本記事の内容
- 会社で人間関係を深く築こうと考えない
- 上司の言うことを本気にしない
- 本音の手札を公開しない
- プライベートの話は控えめに
- 良くも悪くも目立つと標的にされる
- 必要以上に頑張りすぎると損をする
今回は会社で面倒な人間関係に悩まないための対策方法について話します。
会社の人間関係に悩んだ経験は誰しもあるのではないでしょうか。
Yahoo!知恵袋やカウンセリングなどでも会社の人間関係についての悩みが多いですし、
書店に行っても人間関係に関する本が非常に多く並んでいます。
僕も過去にいた営業会社やスタートアップ企業、もっと言えば昔のアルバイト先など
様々な職場で面倒な経験をしてきました。
その度に失敗を深く噛み締めて改善を繰り返しています。
もちろん民度の低い職場もたくさんありますが、それで理不尽な目に遭ったら
そうやって目をつけられた自分に過失があると考えるようにしています。
良くも悪くも目立ったからこそ標的になったわけなので目立たなければ攻撃されてなかったはずなのです。
ゴミ同然の人間なんていくらでもいるのでその度に相手のせいにしたらキリがありませんよね。
そんな僕が会社でどのような立ち回りをすれば面倒なトラブルに巻き込まれなくなるのか、
どんな処世術をすれば会社の人間関係で無駄に消耗しなくなるかについて話します。
自己啓発的な綺麗事ではなく、現実的かつ論理的なノウハウなのでドライなのはご了承ください。
目次
会社で人間関係を深く築こうと考えない
そもそも論になってしまいますが、会社で人間関係を深く築こうと考えない方が得策です。
なぜなら会社はサークルではなくてあくまで仕事をする場所だから。
職場の人間は友達ではなく仕事仲間です。
会社に利益をもたらせる人間が評価され、そうでない人間は評価されません。
つまり、利益さえ出せれば無理して仲良くする必要なんてないのです。
そう考えると「職場の人間関係を良くしないと」という義務感から解放されて気が楽になりませんか?
しかも会社の上司は基本的に仕事のできる人間を好きになりますから、
無理に仲良くなろうと考えずに仕事をできるようになれば自然と良い関係に落ち着くようになります。
とはいえ、もしも上司の好き嫌いだけで評価が大きく左右されるのであればさすがに異常なので退職することを勧めます。
また、職場の人間はよほどハイレベルな会社でない限り
お金のために仕方なくかき集められた人たちでしかないので、
そりゃしょうもない人間だって普通にいますよ笑
無駄に仲間意識や共同体意識を持たずにある程度の距離感を保って関わった方が身のためです。
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上司の言うことを本気にしない
尊敬できる上司という存在もよほどハイレベルな会社でない限り、幻想と思っておきましょう。
年齢と同じで単に長い期間在籍するだけで誰でも上司になれます。
しかも上司という人間は良くも悪くも会社に長くいた分だけサンクコストバイアスにかかっています。
これは自分がこれまで会社に時間と労力を費やしてきたことを否定したくないがために
自分がこの会社にいることを肯定する心理を指します。
僕含め、人は誰でも自分を否定するのが怖い生き物なので自然とそうなるのです。
あなたがもしも上司に「退職したい」と言っても上司からは
- 「ここで辞めたら他でも通用しない」
- 「お前は甘い」
- 「俺も苦労してきたんだからお前も苦労しないといけない」
と嫌な言い方をされることは珍しくありません。
こういった発言は上司が自分のこれまでの苦労を無駄ではなく
むしろ価値のあるものだと思い込みたいバイアスが表れているのです。
たとえ客観的に見て酷い会社だとしても上司は自分を肯定するために会社を過大評価するでしょう。
それだけ上司はバイアスまみれの人間であるという認識は必要です。
よって、上司のアドバイスや美談は基本的に参考に値するものではありませんし
もっと言えばただのサンプル数1に過ぎないので
本当に有益なアドバイスが欲しいなら歴史と科学から学ぶことです。
歴史には先人の知恵や失敗がたくさん刻まれていますし、
科学には統計に基づいた論理的な考察があります。
少なくとも上司よりかは歴史や科学から学んだ方がよっぽど人生の役に立つでしょう。
僕らが悩んでいることはたいてい先人や科学者も同じ悩みに直面しているのですから。
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本音の手札を公開しない
職場の人間は契約で集まった利害関係者たちです。
各々が自らの利益のために働き、さらには会社の利益のために動いています。
そういった人たちに自分の全てをさらけ出してしまうと不利な立場になりやすいのは分かりますよね。
言わなくていいことを言ったせいで地雷を踏んで足元をすくわれかねません。
「本音=弱み」と心得ましょう。
みすみす相手に本音の手札を公開すれば相手にうまく言いくるめられてしまいますから。
本音ではなく建前をうまく使いこなしてこそ無用なトラブルを避けることができます。
もう一度言いますが職場の人間は利害関係者です。
利害関係者には自分の手札を見せないのが賢いビジネスマンと言えます。
普段から感情をすぐ表に出すのも手札を見せるのと同じ行為なので気をつけましょう。
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プライベートの話は控えめに
本音の手札を見せないという話に近いですが、
会社の人間にプライベートな話はあまりしないほうが得策です。
これは僕が営業会社やスタートアップ企業にいたときの教訓でもありますが
特に趣味やスポーツ、副業の話をすると
- 「こいつはプライベートを重視する人間だ」
- 「こいつは会社を優先して考えない奴だ」
と目をつけられてしまいかねません。
真っ当に仕事をしているのに先入観でマイナス評価されたら損ですよね。
営業会社のときは副業でお金を増やしていたことを
社長に嫉妬されて嫌味っぽい言われ方をされましたし(営業で結果を出していたにも関わらず)。
スタートアップ企業のときは飲み会で筋トレや健康の話をしていたときに役員の人間から
- 「プライベートを犠牲にしないといけないときもあるよ」
- 「考え方が甘い」
などと言われてイラっとしたのですが、そういう話をした自分が悪いと反省するようにしました。
良くも悪くも目立つと目をつけられてしまうので。
「口は災いの元」と言われるように、余計なおしゃべりはしないに越したことはないので控えておきましょう。
もしも会社の飲み会などでプライベートな質問をされたら軽く答えた上で他の人にも話を振るのがベストです。
というのも、人間は自分の話をするのが大好きな生き物なので喜んでもらえるから。
しかも飲みの席であまり話していない人に話を振ると気配りのできる人として好印象を持たれます。
プライベートな話をうまく回避しつつ喜ばれるので一石二鳥です。
良くも悪くも目立つと標的にされる
集団の中でいじめやパワハラに遭いやすい人の特徴は良くも悪くも目立っている人です。
逆に言うと目立たない人は標的にされにくいのです。
特に日本人は目立つ人間に嫌がらせをしたり足を引っ張りたがる国民性が研究により明らかにされています。
この辺りの詳細は以下の記事にあるので本記事では割愛させていただきます。
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必要以上に頑張りすぎると損をする
あなたがもしもベンチャーやスタートアップ企業に勤めていたとしたら
「やりがい搾取」に遭いやすいという認識は忘れないようにしましょう。
なぜならそういった企業は減点方式ではなく加点方式を評価基準にしているから。
加点方式を基準にするということは自主性を求められます。
確かに自主性は大事ですが、自主性は突き詰めると青天井に求められてしまうので
適度なラインまでほどほどにしておいた方が吉です。
例えば誰よりも朝早くに出社して自主的に掃除したり、
自主的に朝礼で大きな声を出したり、誰よりも残業したところで
社内価値は上がるかもしれませんがあなたの市場価値は上がりません。
転職や独立で収入アップするにはスキルや実績ベースで市場価値が見られるので
前職で掃除や声出しをしたことは何の評価にも繋がりませんし、
社内価値が上がったところでその会社を辞めたらまた0からスタートになります。
例えばエンジニアであれば掃除や声出しではなく
どんな技術を使った経験があるかで市場価値が決まります。
これに異論のある方は転職エージェント(DODAやリクルートなど)に聞いてみてください笑
何でも努力すればいいという短絡的な思想を持つのではなく
その努力は本当に自分にメリットがある努力なのかを考えることで
会社に都合よくこき使われないようにしましょう。
仕事である以上はお金にならないことは極力避けるのが当然の考えではないでしょうか。
こういった「やりがい搾取」や「市場価値・社内価値」については以下の記事で解説しています。
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まとめ
- 会社で人間関係を深く築こうと考えない
- 上司の言うことを本気にしない
- 本音の手札を公開しない
- プライベートの話は控えめに
- 良くも悪くも目立つと標的にされる
- 必要以上に頑張りすぎると損をする
今回は会社で面倒な人間関係に悩まないための対策方法について話しました。
総じて言うと、会社に恩義や忠誠心を持つことなくドライに関わればいいと思います。
同じく職場の人間関係もドライに考えてOKです。サークルではないですから笑
ただ、ドライな態度を表に出しすぎると目をつけられてしまいかねないので
表向きは無難に接しつつ、本心ではドライに考えてしまう方が得策です。
利害関係者と友達は別物なのでやっぱりそこはドライな付き合い方が必要になってきます。
もっと言えば会社とはあくまで契約関係に過ぎません。
たまたまお互いの利害が一致して契約が結ばれているだけなので
無料で恩義や忠誠心を持つこと自体がバカバカしいと言えます。
転職や独立が当たり前になってきている時代だからこそ
「辞めるなんて裏切り者だ」と考えるよりも
「自分もいつか辞めるから、あの人が辞めても悪く思わない。そういうものだ。」
というドライな風潮が広がればなと個人的に思います。
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