怠け癖を治すための本質的な方法【怠けるよりも幸せな生き方がある】

この記事は以下の悩みを持つ人にオススメです。

  • 怠け癖を治したい
  • 何もかも面倒に感じてしまう
  • 自分で決めた目標を達成できない
  • 仕事をするたびに強い不幸感に襲われる
  • 休日がずっと続けばいいのにと思っている
  • やるべきことに集中できない
  • すぐ挫折してしまう
  • 幸せになりたい
  • 幸せな人生に憧れる

本記事の内容

  • 怠けるのは幸せではない
  • 科学的に正しい幸せな状態とは
  • 幸せを目指すと不幸になるというジレンマ
  • 逃げるよりも立ち向かう姿勢が結果的に幸せになる

今回は怠け癖を治すための本質的な方法について話します。

 

人間は誰もが面倒臭がり屋です。

これはあなたに根性がないとか甘ったれているとかではなく

脳の構造がそうなっているからなんですよね。

 

僕も実は根っからの面倒臭がりで、バリバリ働いてバリバリ稼ごうというよりは

ほどほどに働いてそれなりのお金でのんびり暮らしたいと思うタイプです。

余計な努力をせずに効率よく物事を進めるために常に考えて行動しています。

勉強をするのも別に意識が高いわけではなく、頭を使うことで無駄な消耗を防ぐため。

もちろん根性論や精神論は大嫌いです。

 

そんな合理主義者の僕が「怠け癖を治そう」というのが今回の記事となります。

根性論嫌いなのに「怠けるな」と主張するなんて一見すると矛盾に思えるかもしれません。

無駄なく効率的にやるのは大事ですが、それと怠けることは別物です。

 

とはいえ僕も最近まで「怠けたい」人間でした。

なので長い間ずっと陥っていた悩みでもあるのですが

怠けるために頑張ってるのに全然怠けられなくて目の前の仕事から逃げ腰になったり、

この仕事を頑張ってもずっと続けないといけないのを考えると本末転倒に思えてしまい、

もはや「幸せってなんだろう」と哲学的に考えたり

「幸せのために苦行を永遠に続けるという矛盾」に陥って自分を見失っていました。

 

言葉にするとややこしいのですがこの気持ち、分かる方も多いのではないでしょうか。

この悩みの答えを最近やっと見つけて腑に落ちたと同時に怠け癖も改善されたので

本記事では怠け癖を治すための本質的な話をしていきます。

 

「本質的」と付けたのも小手先のテクニックや薄っぺらい自己啓発とは違い、

人間が行動する上での根本的な動機である「幸せ」にフォーカスして話すので

迷いを持って生きている方にとっては間違いなく役立つ内容となっています。

ぜひ最後までご覧ください。

 

怠けるのは幸せではない

怠け癖を改めるにはまず根本の認識から変えることです。

とは言っても僕は「将来を真剣に考えて今を一生懸命になれ」という努力論を語りたいのではありません。

 

本質的な話をするのですが、僕含めて人間は幸せになるのが目的で生きています。

仕事をするのもお金を持って好きなことをしたいからですし

できることなら仕事をせずにダラダラと過ごしたいと思うでしょう。

そう考えたら幸せのために仕方なく仕事をしていることになりますよね。

 

だから仕事が面倒で、仕事は幸せを邪魔する悪だと認識して不幸感が強くなるのです。

なのでなるべく怠けた方が幸せだと思って怠けてしまう。

 

まずはこの前提を変えましょう。

 

実は怠けることは幸せになるどころか、むしろ不幸になります。

これは別に僕があなたを洗脳したいとかではなくて事実です。

 

最近まで正月休みがあったと思いますが、

休日に家で何もやることがなくダラダラしていて幸せを感じましたか?

 

おそらくNoでしょう。

 

もしあなたが大学生だとしたら、何もやることがない暇な日が続いたら幸せに感じますか?

 

これもおそらくNoでしょう。

 

ダラダラと怠けている時間が続くと

どこか罪悪感や将来の不安が湧いてきたり、退屈さがあってストレスを感じるでしょう。

 

つまり、理想の幸せとは怠けることではありません。

むしろ怠けると不幸感に襲われるのです。

 

人間は自由を好みながらも、皮肉なことに不自由を欲する生き物と言えます。

あわせて読みたい

人間はある程度の不自由が必要な理由【自由な生活は苦しい】

 

科学的に正しい幸せな状態とは

怠けることは幸せどころか、むしろ不幸であるという話をしました。

 

では幸せとは一体何なのでしょうか。

 

哲学的な問いになってしまいましたがこれは既に世界中で研究されています。

僕もいろんな科学者が書いた本を読んできましたが、

科学的に人間が幸せと言える状態は以下に当てはまるときです。

  • 成長の実感が感じられたとき
  • 達成感を味わったとき
  • 体を動かしたとき(散歩やエクササイズ、筋トレなど)
  • 身近な人に愛されていると実感したとき
  • 誰かを愛しているとき
  • 自分が誰かの役に立っていると実感したとき
  • 誰かを喜ばせたとき
  • 目の前のことに集中してフロー状態に入ったとき(集中しすぎていつの間に時間が進んでいたという感覚)

何だか綺麗事が並んでいて気持ち悪いなと感じる方もいるかもしれません(僕もそういう人です)。

就活で言わされるような意識高い系の臭いがしますよね笑

 

とはいえ、今までの人生でこれらに当てはまる場面を想像してみてください。

成長の実感や達成感はゲーム・スポーツ・勉強など人それぞれですが何かしら経験したことはあるはず。

 

ゲームなら倒せなかったボスをレベル上げして倒せるようになり、ストーリーが進んで更に強力なアイテムが手に入ったり、行けなかった場所に行けるようになったり。

スポーツなら体力がついた実感がしたり、新記録を出せたり、手強いライバルに勝ったり、筋肉がついた自分を鏡で見たり。

勉強なら苦手分野を克服したり、得意教科が更に伸びたり、テストで良い点を取ったり、志望校に合格したり。

 

実はこのように様々な場面で脳内にドーパミンが分泌されて幸福感とやる気が出てくるのです。

そう考えたらゲームってプレイヤーのやる気を持続させるためにうまく作り込まれてますよね。

 

ちなみにドーパミンは体を動かせば勝手に湧いてくるものでもあるので

寝っ転がっているよりは散歩したり筋トレやエクササイズをした方が気持ちいい気分になります。

スポーツマンが爽やかで好印象なのはそういう理由があるからなんですよね。

 

誰かを愛したり愛されていて幸せを感じるのはオキシトシンという愛情ホルモンのおかげです。

これは例えば、TwitterやYouTubeなどで可愛い動物や赤ちゃんの動画を見て癒されるときのような愛でる感情の時に湧き起こります。

 

誰かの役に立ったり喜ばせたりする幸せは

人助けしたりプレゼントをあげて喜んでくれたときをイメージすると分かりやすいでしょう。

こうした誰かへの親切が幸福感に繋がるという研究は、

幸福研究の第一人者であるソニア・リュボミアスキー博士の著書でも明らかにされています。

ボランティアや人助けをした人の鬱状態が改善されたという結果もあったので

人間って社会的な生き物なんだなと思います。

 

それから僕が個人的に一番思い入れのある幸せな状態というのが

目の前のことに集中してフロー状態、すなわち時間を忘れて没頭しているときです。

あなたも熱中しすぎていつの間に時間が過ぎていたという経験はありませんでしたか?

 

スポーツ選手なんかは特に目の前の試合にものすごく集中しますし、

優秀な東大生は勉強に集中し過ぎて声をかけられても気づかないなんて人もいます。

仕事でこのフロー状態に入る人は幸福度が高いと言えます。

特にものづくりをする職業(芸術家、音楽家、作家、料理人、エンジニア、デザイナー、その他職人など)は創造性が高く、フローに入りやすいです。

 

人間の脳の性質上、エネルギーを浪費しないためにフローには入りにくくなっています。

フローに入るためには上記のような日常的に集中力が必要な仕事をしたり

瞑想やヨガを習慣にしてフローに入る練習をすると良いでしょう。

Googleでも社内研修のひとつに瞑想を取り入れ、マインドフルネストレーニングとしています。

フローについてもっと知りたい方はミハイ・チクセントミハイ博士の著書を読んでみると良いでしょう。

ちなみにチクセントミハイ博士はTEDでも登壇されているのでぜひ検索してみてください。

彼のフロー理論は非常に有益です。

 

幸せを目指すと不幸になるというジレンマ

これまでに科学的に正しい幸せな状態について話してきましたが、

実はここに注意しておきたいジレンマがあります。

それは

 

幸せを目指すと不幸になる

 

ということです。

 

「え、どういうこと!?」と言いたい気持ちも分かります。

 

自己啓発の世界では

  • 「夢が叶った自分をイメージしてみて」
  • 「幸せな自分を想像してごらん」
  • 「成功している自分になりきって」

という教えがありますよね(アファメーションと言います)。

 

これは実は脳科学的には逆効果です。

 

ポジティブなイメージで頭の中をお花畑にすると、

現実と理想のギャップが強く感じられて不幸感がより一層強くなっていきます。

 

いわゆる現実逃避ってやつです。

また、脳は「すでに実現した」という錯覚を起こして、やった気になって満足してしまうのです。

 

なので「成功するぞ!」とか「幸せになるんだ!」と宣言したところで

いつまで経っても成功せず幸せにもならず、現実と理想を行き来して苦しみ続けてしまいます。

引き寄せの法則ならぬ、

「引き離しの法則」と言えますよね。

自己啓発業界はこうやって不幸感を作り出して信者を依存させているのではないでしょうか。

 

僕がこう言ってもなかなか信用していただけないと思うので、

行動経済学者ダン・アリエリー博士の実験結果を解説している記事を引用しておきます。

参加者たちにストラヴィンスキーの「春の祭典」を聞いてもらったんですが、その際に以下の4グループにわけたんですね。

 

  1. 曲を聴きながら「幸せな気分になるぞ!」とがんばる
  2. いつもと同じように聴く
  3. 曲を聴きながら、自分の気分の変化を数字で採点
  4. 「幸せな気分になるぞ!」とがんばりながら曲を聴き、気分の変化を数字で採点

 

その結果は、

 

  • いつものように曲を聞いた参加者は、「幸せな気分になるぞ!」とがんばった参加者にくらべて幸福感が450%も高かった
  • 曲を聴きながら自分の気分の変化を採点した場合は、いつものように曲を聞いた参加者にくらべて幸福感が750%も低かった

 

といった感じ。とにかく「楽しむぞ!」と意気込むほど幸福感は下がってしまうんだ、と。

引用元:「ヨロコビ」を追い過ぎて逆に幸福が逃げていく仕組みとは?

 

750%も幸福感が下がったってかなり致命的ですよね汗

アリエリー博士は

「今の自分は幸せかどうかを常に気にしながら過ごすと目の前の出来事に集中できなくなる。

日常生活では相手とのコミュニケーションに集中できず、人間関係が崩壊していくのでは」

といった見解を示されています。

アリエリー博士はTEDで人気の講師なのでよかったら調べてみてください。

 

ちなみにこの現象は僕もすごく実感していて、

理想の「青春」や「大学生活」に幻想を抱きすぎたことで

現実にはそれを全く実現できていない自分に絶望をしていました。

そのせいで消極的になったり攻撃的になったりで人間関係も悪化していく一方でした。

 

世の中の「恋愛」や「結婚」に幻想を抱く人たちも似たような現象に陥っていると思うので

学園ドラマのような幻想を抱かずに現実的になった方が逆に幸せなんじゃないかなと笑

 

幸せは目指すものではなく結果的に幸せになる、ということです。

「この仕事を始めると楽しい世界が待っている」

と脳内お花畑になるよりも

「この仕事を始めるとあんな苦難やこんな苦難が待ち受けている」

と覚悟を決めるのとでは

後者の方が挫折しづらい。

なぜなら前者だと現実とのギャップで不幸感が強くなるから

転職も副業もこのマインドを持っておこう😇

 

逃げるよりも立ち向かう姿勢が結果的に幸せになる

幸せを目指すために苦難を避けようとか

仕事のないストレスフリーな人生を送ろうとするのは

これまでに話してきた通り、逆に不幸感が強くなります。

 

何かと悪者にされる「ストレス」ですが

もしストレスが全くなければ人間は幸せ&健康的なのでしょうか。

 

答えはNoです。

ストレスの全くない生活はむしろ不幸&不健康になります。

365日ずっと何もせずダラダラ過ごしていたとしても心の底から幸せとは思えないでしょう。

 

興味深いことに日本はストレス社会でありながら世界トップクラスの長寿国なのです。

日本人は健康だとまでは言いませんがストレスが害でしかないなら寿命はかなり短いはず。

この矛盾したような現象を「ストレスパラドックス」と言います。

 

過剰なストレスはもちろん害ですが、適度なストレスは人間に良い影響を与えるのです。

このように「ストレスには良い面があり、ストレスと幸福度は比例する」と提唱しているのが

スタンフォード大学心理学者ケリー・マクゴニガル博士です。

マクゴニガル博士はTEDで大人気で本も多く出されていて、しかもかなり美人です笑

 

マクゴニガル博士曰く、

ストレスは捉え方次第で自分に悪い影響を与える場合もあれば逆に良い影響を与える場合もあるとのこと。

  • 「このストレスは自分に良い緊張感を与えてくれる」
  • 「今自分は奮い立たされているんだ」
  • 「なんだかゾクゾクしてきた」

などとポジティブに認識することで恩恵を受けられるんだとか。

 

とは言ってもこれは単なるまやかしではなく科学的にも証明されています。

 

まずストレスホルモンには大きく分けて2種類あり、コルチゾールと、

デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)という男性ホルモンがあります。

 

コルチゾールが多いとストレスによる害(病気になるとか老化とか)がありますが

DHEAが多いと活力が増えて頭も冴えてきて、免疫力の向上や若返り効果もあります。

 

ストレスは良いものだと認識すると後者のDHEAが多く分泌されるのですね。

こうした認識によって健康状態も変わるという、アリア・クラム博士の実験を紹介しておきます。

ホテルで掃除をしてくれる客室係の実験があります。彼らの仕事はとても重労働です。どれぐらいかというと、1時間に約300キロカロリーも消費します。これはウェイトリフティングとか水中のエアロビクスとか時速5・6キロ程度のウォーキングに匹敵するぐらいの激しい運動です。

4週間の実験で、客室係をAとBに分けて、

  • A:その仕事がどれだけカロリーを消化しカラダに良い運動になるのかを話をしたグループ
  • B:なにも話をしなかったグループ

AグループもBグループも全く同じ仕事をしていましたが、4週間後のAグループ、つまり、自分たちのやっていることがいかに健康にいいのかを知っているグループだけが体重も体脂肪も血圧も低下しました。

つまり、健康に良いことをする場合でも、それが自分のカラダにとってどれぐらい良いのかということを判っていないと、結果は出ないということです。

自分が仕事をするときにこんな仕事何の意味もないと思うよりは、この仕事は辛いけれど何かきっと自分の経験になるぞ、プラスになるぞ、と思ってやるとそういう効果も出てくるわけです。

引用元:ストレスを力に変える心理学

 

つまり、辛いこと(ストレス)から逃げ腰になってしまうとどんどん不幸感に襲われてしまうので

逃げるよりも立ち向かっていくことで結果的に幸せになると言えるのです。

ストレスと友達になってDHEAを分泌しまくることで人生が充実させていきましょう。

根性論を語るつもりはないんだけど

何もかもラクしようと逃げ腰になると逆に不幸感が強くなるよ。

逃げずに立ち向かってやるという強気な姿勢が結果的に自分を幸せにする。

自分のやろうとしてることが生産的かつ適切な努力であると確信しているなら、

あとは食らいついていけばいいんじゃないかな😊

 

まとめ

  • 怠けるのは幸せではない
  • 科学的に正しい幸せな状態とは
  • 幸せを目指すと不幸になるというジレンマ
  • 逃げるよりも立ち向かう姿勢が結果的に幸せになる

今回は怠け癖を治すための本質的な方法について話しました。

怠けるのは不幸で、実は科学的に正しい幸せがこんなにもあるんだという驚きがありませんでしたか?

怠ける人は怠けることを幸せだと勘違いしているから怠けてしまうのです。

 

なので本記事では小手先の怠けないためのテクニックではなく、

「幸せとは」という本質的な話題にアプローチすることになりました。

 

根性論が嫌いな合理主義者の僕でも怠けることは悪だと考えています。

効率よく合理的に物事を進めるのは良くても、怠けるのはまた別の話ですから。

 

最後に僕からお伝えしたい言葉をツイート引用させていただきます。

休むことと怠けることは別物。

休むことは非常に大事。
十分な睡眠時間がないと正常に頭が働かないからね。

でも怠けることは🙅‍♂️
仕事のできる人は休んでも怠けないから洗練されている。

それに、怠けるのは実は幸せではない。
むしろ罪悪感と退屈さがストレスになる。

怠けることは悪と心得よ。

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