この記事は以下に当てはまる人にオススメです。
- いろんな人と繋がりを持ちたい
- 人脈を増やしたい
- 人付き合いが好きである
- 合理的に人的資産を積み上げたいエンジニア
- 効率よく結果を出していきたい営業マン
- いろんな知り合いを増やしたい事業主やフリーランス
- 人脈という言葉が嫌いな人
- 人脈と聞くと胡散臭いと感じる人
- 人脈という言葉だけでアレルギー反応を起こす人
本記事の内容
- 人脈という言葉が気持ち悪い理由
- 異業種交流会はゴミの集まり
- 人脈形成術の本はデタラメばかり
- 「組織=親玉」という原則を利用する
今回は人脈形成術について話していきます。
本記事の読者さんで「人脈」に対して否定的な考えを持つ方もいらっしゃると思いますがご安心ください。
偉そうに人脈について語る僕ですが
実は僕も「人脈」という言葉が嫌いですし、
そもそも人間嫌いです笑
なのでそんな方でも有益になるように話していきます。
ちなみに本記事タイトルの「元トップ営業マン」という肩書きについてですが
(以下、興味なければ読み飛ばして結構です笑)、
僕自身が過去に投資商材の営業でほぼ毎月社内トップの結果を出していました(1年に換算すると10ヶ月くらい)。
トップとは言っても10人程度の小さな会社でしたが海外不動産や仮想通貨を扱う、いかにも胡散臭い儲け話を商材にしていたのと
会社自体に社会的信用性がなかったので自分自身を売らないといけない状態でした。
どういうことかと言うと、大手企業の営業マンなら名刺を相手に見せただけで無条件に会社名で信用されるのですが僕の場合は全くそれができなかったということです。
例えば最近話題のかんぽ生命ならお客さんに名刺を渡すだけで「かんぽの人=郵便局の人=この人は信用できる」と相手に思わせることができるので、あとは丁寧な説明をするだけでいいので営業力自体はそこまで重要じゃないんですね。
保険会社だってテレビでよく聞きますから、聞き馴染みのある会社であればそれも信用性の担保になります。
要するに僕は結構ハードな状況下で営業活動をして結果を出していました。
とまあ、自分語りするのはあまり好きじゃないのでこれ以上は割愛させていただきます(他の記事でところどころ僕の昔話をしているので気になる方はそちらで笑)。
話がそれましたが、そんな僕が人脈を効率よく増やしていく方法について話していきます。
結論から言うと、組織の親玉にうまくアプローチしましょうという話です。
営業マンに限らずエンジニア、フリーランス、イベント仲間を作りたい人など様々な人にも役立つ内容ですので読み進めていただけるとありがたいです。
人脈という言葉が気持ち悪い理由
冒頭でも話しましたが、「人脈」という言葉が気持ち悪いという方は非常に多いと思います。
なぜなら自慢話が好きな嘘つきと意識高い系がよく「人脈」という言葉を多用するからです。
有名な人と一度会っただけなのに「あの人と俺は仲良い」とか飲みの席で語り出したり
一度名刺交換しただけでぶっちゃけ相手も覚えていないのに
「あの人と繋がっている」とか言って
名刺デュエルを始めたり。
こういった人たちは
- 「人脈=知り合い」
- 「人脈=顔見知り」
- 「人脈=友達」
と勘違いしているので人脈の定義がそもそも人によって曖昧なのです。
というかそもそも友達にさえなれていないし、顔を覚えられてもいないし笑
このように実質的でないのに自分をすごく見せるために都合よく使われるのが「人脈」というワードです。
もっというとマルチ商法で同じグループの人たちとの馴れ合いや、
トップリーダーに金魚のフンのようにくっつくことで「人脈」かのように演出させることがSNS上に多いので
これも胡散臭さと気持ち悪さを醸し出す要因になっているのではないかと思われます。
虚飾に満ちたブランディングでしかないので情報商材や詐欺と方向性が同じです。
ちなみにマルチ商法は僕も過去にやっていて、2ヶ月で月収10万円を稼いでリーダーになった経験がありますので偏見ではなく理解があります(いろんな光と影を実際に見てきました)。
そういうわけで
僕は「人脈」という言葉が嫌いです
(そのくせに本記事で人脈作りについて話しますがw)。
異業種交流会はゴミの集まり
人脈作りと聞いて真っ先に思い浮かぶのが異業種交流会でしょう。
結論から言うと異業種交流会に行くのは全くオススメできません。
なぜならゴミみたいな人が集まるから。
ネットで異業種交流会について調べると各地で頻繁に開催されていて、
参加費もだいたい2000~3000円程度のものが多いです。
僕もいろいろとフレンド◯ンクとかレ◯ンとか回ってみたのですが
とにかく気持ち悪かったし、生産性0どころかマイナスしかありませんでした。
同じ保険会社の人間に連続して会ったり
いかにも仕事ができなさそうな人が「年収1000万円セミナー」の宣伝をしていたり
初対面から無礼な態度の不動産営業マンやコンサルタントに会ったり
とにかく気分が悪かったです。
特に無礼な奴に対してはイライラしすぎてその場で見えるように相手の名刺を破り捨ててやろうかと思ったぐらいでした。
ここに払う2000円で良い本が買えていただろうに。
ここに使った2時間を勉強時間か寝る時間に使っていた方が有益だったろうに。
考えてみたら分かりますが、そもそも異業種交流会に来る人自体が人脈を求める他力な人ばかりなので
人脈がなくて仕事もできないような人間が集まる構造になっているのです。
そんな集まりに来ても得られるものがないのは自明の理ですよね。
これがもし
- 参加費1万円以上の交流会
- 大企業やベンチャーが主催するしっかりしたイベント
- 招待制のパーティ
だったら話は変わるかもしれません。
少なくとも安っぽい異業種交流会よりもずっと良いものでしょう。
人脈形成術の本はデタラメばかり
僕が営業マン時代に人脈形成術の本を20冊近く買って読んでいたことがあるのですが
小手先のテクニック論とマインド系が多くてあまり役に立ちませんでした。
テクニックは名刺の渡し方とか言葉遣いとかの一般的なビジネスマナーが多いですし
マインド系はよくある自己啓発なのは言うまでもありません。
また、この手の本にありがちなのが「会う人から紹介をもらっていきましょう」ですが
現実的に考えて最近知り合ったばかりのどこの馬の骨だか分からない奴に自分の大事な人を紹介する人間はいません。
紹介されたとしてもそれはその人にとってどうでもいい繋がりの人です。
僕は紹介する方もされる方もどちらの立場でも経験がありますが、紹介するのはリスキーな行為です。
自分が本当に大事にしたい関係の人を目の前の人間に繋げることで余計なトラブルが発生して面倒なことに巻き込まれるパターンが多いのです。
紹介をくれと言うくせに繋げてあげたらLINEの返信もまともに返さなくて不誠実な人もいますし、そもそも紹介してもらっていることさえ忘れている人もいます。
こういうことをされると自分の良心を踏みにじられ裏切られた感覚しかありませんし、僕が大事にしている関係の人と僕との間に溝ができることだってあります。
最悪の場合、大事な関係の人を詐欺に巻き込ませる危険だってあるのですから。
それだけ人脈形成の本に書いてある内容はいい加減なものが多いのです。
「組織=親玉」という原則を利用する
さて、いろいろと批判ばかりしてきましたが僕の思う賢い人脈形成術は
いろんな組織の親玉と仲良くなるということです。
これが本質だと思っています。
組織というのは広義に捉えていただきたいのですが
会社員にとっては社内の各部署やプロジェクトでも、会社全体でも組織と言えます。
もちろん社外にも取引先など組織はたくさんあります。
フリーランスにとっても客先が組織ですよね。
世の中は組織というものがたくさん重なり合い、相互に作用して動いています。
それら一つ一つの組織の親玉を把握するのです。
自社内ではプロジェクトリーダーと仲良くしておけばプロジェクト内の様々な人と繋がるきっかけができますし
ベンチャーやスタートアップ企業であれば社長や役員達と距離も近いので積極的にコミュニケーションが取れます。
エンジニアであれば社内のCTO(最高技術責任者。いわゆるエンジニアのトップ)と飲み会でコミュニケーションを取るといいでしょう。
ちなみに僕がエンジニアとして一時期在籍していたスタートアップ企業では社長よりもCTOの方が実質的には偉いというか決定権がある感じがしたので(役員同士の話し方と社内の動きを観察した結果)
そのCTOを影の親玉と見なしてコミュニケーションを取っていました。
ワケあって僕が退職したいという話をした相手もCTOで、CTOが理解を示してくれれば他の役員はみんな反対しないだろうという目論みです。
会社員にとっての社外の組織や、フリーランスでいろんな組織と関わるのであれば
その組織と関わっているときはどの人間が親玉なのかを把握しておくといいでしょう。
周りの人の話し方を観察していればどの人間が偉い人なのかが簡単に分かります。
そうやって親玉が誰なのか目星がついたら、その親玉に注意を払い、接し方を考えましょう。
礼儀正しくし、相手のメリットになることは何なのかを考えながら行動するのです。
例えばイベントに参加しているのであればイベント主催者が親玉になります。
その親玉が何に困っていて、何をしたら喜んでくれるのだろうと考えるのです。
まずはイベントの参加者がどういう層なのかを見て全体像を把握し、その上で主催者に挨拶に行きます。
そしてその主催者がどういう思いでイベントを開催しているのかを聞いて仲良くなるのです。
何度かそのイベントに足を運びつつ、主催者に何か手伝えることはないかと声をかけたり
イベント後の後片付けにも率先して加わると喜ばれます。
イベント主催者は人が好きで人脈も多い傾向にあるので仲良くなるとそのうち内輪の集まりにも呼んでもらえるようになって自然と良質な人脈ができるようになるでしょう。
もちろん売り込みはダメです。やはり誰だって売り込まれると嫌がりますから。
イベント以外にも例えば飲み会の幹事と仲良くなるのも手ですね。
特に合コン好きであれば幹事と繋がっておくと呼んでもらいやすいです。
飲み会の幹事は人集めに困ることが多いので、友達と一緒にその幹事の飲み会に何度か参加したり
飲み会を一緒に盛り上げようと協力すると好かれます。幹事のツテを通していろんな人と繋がれるでしょう。
さらに、飲み会幹事のノウハウをある程度見て盗んだら(というか学んだら)
今度は自分で飲み会を主催するのも人脈作りの主導権を握る上で得策と言えます(僕は飲み会自体が好きな性格ではないのでやりませんが笑)。
ちなみに僕が仮想通貨の投資案件を営業していたときは仮想通貨勉強会に参加して主催者にアプローチしました。
そういう勉強会に参加するとたいていの人は他の参加者を勧誘しようとしますが、僕は主催者と関係を深めることにフォーカスしたのです。
主催者に興味を持ってもらえる自分でいるように行動し、仲良くなって投資案件にも興味を持ってもらえればその主催者の開催する勉強会参加者にも間接的にアプローチできるわけです。
その方が参加者に営業をかけるなんて迷惑な行為をしなくて済むのですから。
現在の僕はもう営業マンではないのでここまでガッツリと人脈構築はしませんが、エンジニアなので今は技術力を極めて将来はいろんなエンジニアと繋がりたいなと思っています。
エンジニア同士の情報共有や面白いプロジェクトに共同で参画、あるいはエンジニアを軸にしたビジネスのコラボ企画だってできる可能性があります。
その時には本記事の人脈形成術をそのまま使って人的資産を構築していくつもりです。
ちなみに現在はオンラインサロンが流行っていて、僕はエンジニアのキャリア形成に関するオンラインサロンに参加しているのですが
他にも様々な著名人のオンラインサロンが存在するので試しに入会してみてその中でいろんな親玉と仲良くなるということから始めてみるといいのではないでしょうか。
自分のポジション取りのためにも積極的にGiveすると喜ばれます。
僕は入っていないので何とも言えませんがホリエモン、キンコン西野さん、幻冬社の箕輪さんのサロンあたりが有名ですね。
オンラインサロンへの誘導っぽい話し方になりましたが笑
ひとつ注意しておきたいことがあります。
親玉が人格的に問題のある人であればもうその組織と関わらない方が得策です。
親玉の人格が組織の色と言えますから。
仮に親玉が高圧的であれば組織の人間も高圧的な人間か萎縮した人間だらけになります。
そんな親玉や組織と関わったところでメリットがあるどころか消耗するだけです。
逆に親玉の人柄が優れていれば組織の人間も良い人が多い傾向にあります。
ここも相手を見抜く力、つまり人間観察力や洞察力が必要になります。
そういった力がないと変な親玉や組織と接触した時に、気づかないうちに自分が悪い方に引きずり込まれます。
この辺りは注意しておきましょう。
個人的な経験談として、マルチ商法のリーダーは自分の利益のためにゴリゴリに他人を引きずり込む人や猿山の大将的な人が多く、対等なコミュニケーションがなかなか取れない傾向にあります(良い人に見えて残念だったというパターン)。
悪い人間からは離れるのが一番です。
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まとめ
- 人脈という言葉が気持ち悪い理由
- 異業種交流会はゴミの集まり
- 人脈形成術の本はデタラメばかり
- 「組織=親玉」という原則を利用する
今回は人脈形成について本質的な話をしました。
小手先のテクニックやマインド論ではなく、いかに影響力のある人にうまくGiveできるかということですね。
人脈をクレクレ精神ではいつまでも良質な人脈はできないでしょう。
目先のノルマばかり考えて売り込みをする最低な営業マンにならない方が長い目で見て自分のためになります。
そもそもノルマにうるさい営業会社はかんぽ生命のように問題を起こしやすいのでさっさと辞めましょう。
そういうクソ営業会社はみんなで辞めて潰れれば社会のためになるのですから。
営業目的の人脈形成というよりも、自分のビジネス構築に役立つ人脈作りをしましょう。
最後に、人脈というものに頼る他力な人間にならないでほしいという願いも込めて以下の記事を載せておきます^^
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